昨日4月21日、東京・北沢タウンホールにて
「スタモン」は芸人やアイドル、プロレスラーなど、さまざまなジャンルから名乗りを上げた出演者たちが戦う「カードバトルイベント」。2011年9月の初開催から数々の名勝負が生まれ、人気のライブとなっている。出演者は有名人の写真が載っている「スターカード」を使って、ステージ上のゲームデッキにスターを“召喚”。そのスターにどんな攻撃をさせたら面白いかを、攻撃の言葉が書かれたもう1枚のカードとの組み合わせによって追求していく。
「山里亮太生誕祭SP」ではこの日、「『山里亮太の140』~生きてて良かった~」「山里亮太と吉田豪」と立て続けにライブが行われ、「スタモン」は最後を締めくくる企画。オープニングで山里は「まだ1回も黄色い声援を受けていません!」と言ってみせ、ルール説明の際も客席からクスクスと笑いが漏れるなど、特別なライブならではの盛り上がりを見せた。
第1戦は
続く第2戦は、
2人組チームでの戦いは、3ポイント奪われた時点で選手を交代。試合を見守る山里は、バトンタッチしてもなお平子の指示を受けながらカードを決める酒井を「雇われ店長」、平子を「本部」と呼ぶ。酒井は攻撃カードの文章の隠し方まで「本部」の指示どおりに動いていたが、最後は自分の意思で攻撃を決め勝利すると「上司がよければ社員は伸びる」と感想を述べた。平子も「フランチャイズ展開が……」と続けたり、負けてしまったニッチェが「やっちまったなあ!」とどこかの村のおばちゃんのような発言をすると、山里は「コント好きな人ばっかりじゃないか!」とこの対決を総括した。
第3戦に登場したのは、森田美位子&
先攻後攻を決めるジャンケンを行う際、森田が「先輩からどうぞ」と先攻を譲ると、今度はアダルトチームが惑わされてしまう。せきしろは血迷って「パーを出す」と宣言し、案の定チョキを出されて負け、アダルトチームは後攻に。また試合が始まると、せきしろはルールを破ってカードではなくいきなり花を提示し森田にプレゼント。山里に「スタモンを愛しているんじゃないのか!」と叱られてしまう場面もあった。そんなやり取りをよそに、森田は冷静に圧倒的なセンスで見事な組み合わせを繰り出し独壇場に。解説で登場していた平子も「人を小バカにするのがうまい」と舌を巻くほどだった。R藤本も調子よく試合を運び、ヤングチームはそのまま勝利。森田は「ベジータさんのおかげで勝てました」と感謝したが、R藤本は耳を赤くしながらも「下品な女だ!」と返し、観客を沸かせた。
司会の山里含め、同期が3人揃う形となった第4戦には
第5戦、生誕祭特別対決として用意されたのは、これまでの大会を盛り上げてきたプロレスラーの“セクシャルバリアフリー”こと男色ディーノと「スタモン」の全対決を見守ってきた“口だけバリアフリー”こと山里の対戦。ディーノは毎度のごとく登場時に男性客にキスを迫る。かたや山里は、大歓声に包まれ紳士的に現れた。山里に代わってMC初挑戦のAが「司会とピーマンが大嫌い」と言いつつ進行を担当。山里は自分が負けたら間違いなくディーノに唇を奪われると、2003年以来となるキスを覚悟して来たが「キスはしたいけど誰でもいいわけじゃない!」とディーノに一刀両断される。解説としてステージにやってくるはずの綾部に的を絞ったディーノは「勝ったら綾部にキス」という条件を提示。そしてなぜか「負けたらAにキス」「勝っても負けても村本にキス」ということになり、勝敗がどちらに転んでも同じ結果になる村本は「いい試合を期待するしかない。死ぬために生まれてきたようなもん」と諦めのコメントを残した。
Aの少々ぎこちない司会で試合はスタート。最終試合にふさわしい戦いぶりを見せ両者一歩も譲らずサドンデスへ突入した。山里は悩みつつも自分の好みのカードで攻めるが成功ならず。しかしディーノも攻撃に失敗すると「お前の唇は俺が守る!」と綾部に言い放ち、スターカードに描かれている人物とぴったりな攻撃カードで仕留めた。約束通りディーノはAと村本の唇を奪ったのにも関わらず「勝ちたかったわよ!」と悔しげ。リベンジを誓い、綾部にもキス要員で参戦するよう忠告した。
エンディングでは、下手側にいるディーノを恐れて出演者たちは上手側に固まってしまう。ザブングル加藤は「俺は大丈夫」だとディーノのほうへ歩み寄り、セーフのサインが出された。内心本気で怯えている平子をディーノのほうへ促すと、ディーノはそっぽを向いて知らんぷり。しかし手の届く範囲に到達するやいなや、平子を押さえつけキスを迫った。最後に山里から「8月に大きな戦いがある」という発表もあり、大きな歓声とともに「スタモン」および「山里亮太生誕祭SP」は終演となった。
終演後の南海キャンディーズ山里のコメント
いやー、1日中めっちゃくちゃ楽しかったです。最初は生誕祭ってことで、自分がイベントやる上で緊張してたんですけど、やってみるとほんとにお祭りというか、みんなに祝ってもらえてる感じがしました。これからやっていく上での大きな自信を手に入れたというか。これをきっかけにまた頑張れますね。いつか何かに成功したとき、この日を思い出すくらいの手応えがあります。自分の関わる人、関わるイベントすべて、もっと楽しいところに一緒に行くというのがこれからの目標です。
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