昨日6月21日、東京・北沢タウンホールにて、
2012年6月に行われたスラッシュパイル主催のスター妄想カードバトル「スタモン」共演以来、プライベートでも仲がよく年齢も一緒という2人。“お笑い”と“プロレス”という似て非なるエンターテインメントに身を置く彼らが、今後の可能性を広げるためにも互いを知ろうと観客の前でそれぞれの歴史を紐解いた。
「気になってた。山ちゃんがどこで道を踏み外したのか」と期待していたディーノは、まず、近所のマダムに大人気だった幼少期のかわいい山里を見てビックリ。そのディーノも口の周りにソースを付けたかわいらしい写真を披露し、互いに「大人の目をすでに意識してた。生まれ持ってショーアップ魂を持ってたのかも」と、大人の気持ちを弄んでいたエピソードや、逆に困らせた話などを思い返していた。当時読んでいたマンガ雑誌の話になると、子供が大好きな類の下ネタをディーノが苦手だったことを告白。これには会場のファンたちも驚きの声を上げ、山里も「下中心の生活になったぞ!」と写真のディーノ少年に呼びかけた。
続いて、中学生になった山里の写真が出てくると、会場は満場一致の空気で現在の山里の片鱗を認めるも、山里は「違うよまだ!」と否定。しかし卒業旅行で、ねぶた祭りのトレーナーを着てふてぶてしい表情の山里にはディーノが「順調ですねー。ちゃんと目的地に向かってる」と大満足の様子だった。一方、ヤンキーっぽいディーノの写真には山里の防衛本能が働き「うそー! やばいじゃん! 搾取する側される側じゃん、やだよー!」と、裏切られたかのような怯えぶり。しかしディーノは「全然悪くはないんですよ」と必死で弁解し、「今だってできればリングで話し合いで解決したいくらい」とまったく説得力のない言葉を発していた。
そんなディーノが、現在のディーノに近づいてきたのが、サッカー部の部室がお気に入りだったという高校生のとき。大阪学院大学で学生プロレスのメインを4年も張った当時の話に山里も大興奮で聞き入っていた。その頃山里は芸人になるために関西大学に進み、寮でしごかれ、バイトの面接に落ち続けるなど、おいしいながらも茨の道をまっしぐら。その甲斐あって、このライブでは当時のエピソードで観客を何度も笑わせた。
それぞれの大学のこともよく知っているだけに、面識こそないものの「このときニアミスしてるんだよね」と感慨深そうな2人。「ここの学生プロレスが有名ですごく面白かった」と語る山里に対して、ディーノは「『ガチンコ!』大好きだった。最近まで山ちゃんが足軽エンペラーってわかってなかった」と、それぞれ知らず知らずのうちに目にしていた互いの道の第一歩を噛みしめていた。
あっという間に時間が来てしまい、話は残念ながらここで終了。「新しい面白いエンターテインメントを作りたい」という2人の門出に会場からは大きな拍手が送られた。第2回「山里ディーノ」の開催をぜひお楽しみに。
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山里 亮太 @YAMA414
強烈な第一歩でした…RT @owarai_natalie: 「山里ディーノ」未来のために過去を探る第一歩 http://t.co/4R3XxNPq3p