「キングオブ鬼ヶ島」開催、バイきんぐら抑え優勝は鬼ヶ島

昨日3月22日、東京・関交協ハーモニックホールにて「鬼ヶ島新ネタライブ『キングオブ鬼ヶ島2013』」が開催され、鬼ヶ島のほか、バイきんぐ、うしろシティ、グランジらが出演した。

バイきんぐが昨年2012年に優勝した「キングオブコント」を彷彿させる形式で繰り広げられた今回のライブ。「今もっとも鬼ヶ島っぽい芸人を決めよう」というテーマを掲げながら、鬼ヶ島自らも出演してキングの座を目指す、という理不尽な設定を満場の観客が終始温かい目で見守った。

嘘で塗り固められた煽りVTRがオープニングで上映された後は、KOCならぬ“KOO（キングオブ鬼ヶ島）”のファイナリストという名目で、4組が2本ずつネタを披露。またワイルドカードとして鬼ヶ島の後輩であるサービス、巨匠の2組もコントを勢いよく展開し、鬼ヶ島の座を狙った。

後半には「キングオブ悩み相談」と題した出演者達の悩み相談コーナーが登場。グランジが「KOC決勝にはどうしたら出場できる？」という切実な悩みを打ち明けると、バイきんぐ小峠が「今日の2本目のネタでは、いくら研ぎ澄ましても行かれへん（笑）」と優勝経験者ならではのアドバイスを繰り出した後、バイきんぐがもともとKOC直前の下馬評が高かったことから「地道な宣伝活動が必要」という結論に達した。

そのほかうしろシティ金子が「オカマと言われることが多い」、鬼ヶ島・和田が「野田が他人に厳しく自分に甘すぎる」、小峠が「街中で『なんて日だ！』とよく言われるが、そのときの返し方が難しい」と悩みを告白。悩み相談の回答が優れていたコンビにはポイントが与えられ、小峠の悩みに「ウインクをすればいい」と下絛幽太郎がかわいらしいアドバイスを送ったグランジが、最終的に3ポイントを獲得した。

しかしエンディングで仰々しくドラムロールが鳴り響く中、おおかわらの口から告げられた今回の「キングオブ鬼ヶ島」は、やはり鬼ヶ島。会場には拍手と笑いが渦巻き、キングの座を防衛したことにアイアム野田は高々とガッツポーズを掲げながら「こんなに嬉しいことはないですね！」と勝者の弁を述べたが、すぐに我に返り「次回から、これやめませんか？」と真顔で提案していた。

次回「キングオブ鬼ヶ島」は来月4月26日（金）に開催。ゲストとしてキングオブコメディ、かもめんたるの出演が告知されている。チケットはローソンチケットにて明日3月24日（日）10時より発売（Lコード：33062）。次代の「キングオブ鬼ヶ島」が気になる人はぜひ足を運ぼう。

鬼ヶ島新ネタライブ「キングオブ鬼ヶ島2013.4月」

日時：2013年4月26日（金） 18:30開場 19:00開演
会場：東京・関交協ハーモニックホール
＜出演者＞
鬼ヶ島
ゲスト：キングオブコメディ / かもめんたる ほか
チケット：前売2000円 当日2500円（全席自由・整理番号付）
ローソンチケットにて3月24日（日）10時より発売
TEL：0570-084-003。Lコード：33062。
TEL：0570-000-407（オペレーター対応）