スギちゃんが6変化「生まれ変わるなら審査する側に」

本日3月6日、映画「クラウド アトラス」の公開記念イベントが行われ、スギちゃんが出席した。

イベントでは、トム・ハンクスが6役を演じる同映画にちなんで、スギちゃんが「ワールド・スギちゃん」「ゴールド・スギちゃん」など、6人のキャラクターに扮した姿をまず最初にスクリーンに上映。その後、ワイルドな特殊メイクを施したスギちゃんが「クラウド・スギちゃん」としてステージに登場した。その姿を見た記者から「モテそう」と言われたスギちゃん。まんざらでもない表情を浮かべながら「元がいいんですかね（笑）。ただ、めっちゃ時間かかるんです。これ2時間ぐらいかかりました」と明かし、「今後はお笑いではなく、違う仕事もやっていきたい。『テルマエ・ロマエ』とか出してもらえないですかね」と意欲を見せた。

作品については「いろんな思いがこもっていて、感銘を受けました。未来を良くしようと思えば、いま自分がどういう行動をするべきか、そういうことを考えさせられました」と真面目にコメント。司会者から「ワイルドさがなくなりましたね？」とツッコまれると、「“観に行く必要はないぜぇ”って言えばワイルドですけど、ヒットさせたいという思いが強くて……」と、作品のPRに夢中の様子だった。

ストーリー展開の中で前世や来世が登場する本作にちなんだ質問で、「次に生まれ変わってもお笑い芸人になりたい？」と尋ねられたスギちゃんは、即座に「なりたくない」と返答。「次は審査する側にまわって、“えっ、これ売れると思うの？”って言ってみたい」と、これまで味わってきた屈辱を笑いに変えて見せた。

「クラウド アトラス」は、デイヴィッド・ミッチェルの同名ベストセラー小説を原作に、ラナ＆アンディ・ウォシャウスキー姉弟とトム・ティクヴァが共同で監督した感動巨編。トム演じる悪人で始まった主人公が、いくつもの時代と場所を越え、やがては人類の生き残りをかけた最後の望みとなっていく。3月15日（金）より、新宿ピカデリーほか全国ロードショー。

なおスギちゃんは、明日の徳島・徳島県立21世紀館を皮切りに、47都道府県の全国ツアーをスタートさせる。詳しくはオフィシャルブログをチェックしよう。