昨日11月7日、なんばグランド花月にて吉本興業創業100周年記念公演「吉本百年物語」の11月公演「深夜のキラ星~スター誕生~」初日公演が開催。終演後、出演者による会見が行われた。
物語の舞台は昭和41年で、主役の笑福亭仁鶴役には
菅は「ずっと稽古してて、これってホンマに本番が来るのかなと思ってたんですけど、幕が開いてお客さんがあんなに来ていただいているのを見て、本当に泣きそうになりました。すごくうれしかったです。ありがとうございました」と初日にして感激ムード。妻役の未知は「稽古の間があまりにつらく苦しく、自分の役柄をつかみきれなくて、すごく悩んでて……本当は菅ちゃんより先輩だから、リードして引っ張っていかなければならないところがいっぱいあったのに、自分の中だけで悩んでしまって。なかなか『これや!』っていうところにたどりつくまで時間がかかり、たどりついたのが昨日でした。今日は、菅ちゃんから顔を見るたびに『楽しく、元気にやりましょう!』って声かけてもらって。途中、クスッとでも笑いがあると、どんどん楽しくなってきて、最後のダンスははっちゃけて踊れました。ますますパワーアップして頑張りたいと思います」と苦労を明かした。
また、現在の六代 桂文枝こと河村静也を演じるのは、間寛平の息子である慎太郎。「素直な気持ちで本番に挑むことができました。最近、ずっと音無さんが夜ご飯に誘ってくれはりまして。それを積み重ねて、今日のステージでは本当のお母さんに思えて、すごく気持ちが入って、自分の中でも気持ち良く演技することができました。また明日からも頑張りたいと思います」とコメントすると、母親役の音無も「慎太郎くんが初舞台なので、緊張で震えているだろうと思いきや、袖で『僕、ワクワクしてます』って言われて。いいなあと思いました(笑)。なんばグランド花月に出演できるなんて思いもよらなかったので、こうしてチャンスをいただけて、本当に嬉しく思ってます。すごく楽しい初日を終えられて、今はホッとしています」と仲のいい親子ぶりを見せた。チケットは現在発売中。公演日など詳細はオフィシャルサイトにて確認を。
出演者質疑応答
――菅さん、慎太郎さんはそれぞれ仁鶴師匠、文枝師匠に会いましたか?
菅:ご挨拶に行かせていただき、CM撮影もご一緒させていただきました。始まる前に、「君の喋りは噛まない喋りだ」「滑舌がいいのでそれを舞台でもぶつけてください」と言っていただいたんですが、CM撮影始まったら、緊張してめっちゃ噛んだんですよ。師匠がキョトンとしてました(笑)。
慎太郎:僕もご挨拶に行かせていただき「頑張ってください」という一言と、そこからじーっと全身をご覧になって、「もうちょっと眉毛を太くしよか」「あと、細さは大丈夫やね」とチェックもしてもらいました。眉毛は思いっきり描きました。一番、そこを気を付けています。
――慎太郎さんには寛平さんから何かアドバイスはありましたか?
慎太郎:アドバイスはなかったんですけど、僕、18歳からずっと家を出ているので、13年ぶりに実家に長いこと帰ってまして。(稽古を終えて)帰るたびに「今日、どんな稽古やったん?」と聞かれて、それをやらされてました。見に来てって言ったら「緊張するから見たくない」と言ってたんですけど、さっき楽屋まで来てました(笑)。感想を後から聞きたいなと思います。
菅:寛平さん、ほんとお父さんの顔してはりました。普段の師匠じゃなくて。「頼むな!」みたいな感じで言われました。
――菅さん、仁鶴師匠を演じる際に特に気を付けたところは?
菅:師匠にご挨拶に行ったときに「元気で明るくやってください」と言っていただけたんで、元気で前向きな師匠を演じさせていただけたら一番いいんじゃないかなと。まだ全然できてるとは思わないですけど、後半では少し風格を出すようにできたらなと思ってやらせていただきました。
――慎太郎さん、スターになる前の“河村静也”を演じるにあたって気を付けたところは?
慎太郎:落語家の道に進むのか就職するのかの葛藤を考えたとき、僕も自分の母親が大好きなので、母親に対する思いみたいなものがすごくわかったつもりやったんですね。だからなんかもう一度、自分が18歳のときに家を出たときのあの気持ちをよみがえらせたりして、作っていきました。
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