昨日9月10日、東京・千本桜ホールにて、
大和はこのたび、10年働き数々の爆笑エピソードを生み出した害虫消毒のアルバイトを辞めることを決意。昨年に引き続き今年2012年も「THE MANZAI」認定漫才師に選定、「キングオブコント2012」でもセミファイナルに残るなど日の目を浴び始め、ようやくお笑いに専念することとなる。
舞台に現れた大和は観客でぎゅうぎゅうの会場を見て開口一番、「なんでこんなに入ってるのかわからない。バイトを辞めた話をするだけですよ」と動揺。“クズ”の代名詞で知られる大和にもかかわらず「5人までなら払い戻す!」と豪語した。思ったより不安になったという大和は「虫の話だけなので、想像力を高めておかないと損しますよ!」と前置きし、さっそくゲストを紹介。ゲストには、大和とは別の会社で害虫消毒のバイトをしている
まずは「害虫消毒業界について」というテーマで、もっともポピュラーな対象・ゴキブリの話からスタート。一度大和は壁・天井一面ゴキブリの部屋に入ったことがあるそうで、その際は感覚が麻痺して、結果「全員爆笑していた」と笑いながら話すと、神田が「途中退室したい」とギブアップ寸前に。小峠も大和に賛同し「(ゴキブリが)いなきゃ物足りないくらいになってくる」と大きくうなずいた。セイワと神田から「どこから来るのか?」などの質問が出ると、ダンボールに付いてくるという卵の話や、クロゴキブリとチャバネゴキブリの違い、効く薬剤の話など、タメになる話も展開。また最近都心で増加しているハクビシンについて神田が「かわいいんじゃないの? ナウシカの肩に乗ってるやつみたいな」と平和なことを言うと、大和は「見たこともない生物と戦うときの気持ち!」と、ハクビシンの生態について説明した。また南京虫も最近増えており、大和も一度大規模な駆除作戦を実行。しかし南京虫を知らないためWikipedeiaで調べた情報を頼りにしたことを隠しつつ、指示を出し数カ月かかって依頼された建物から撲滅した武勇伝も明かした。さらにネズミの話では、大和と小峠がその苦労を熱弁。そのほか、カラス、スズメバチなど、それぞれの駆除方法なども丁寧に説明し、観客も興味津々の様子だった。
後半は「害虫消毒クイズ」で、1問目は、ボウリング、居酒屋、マンガ喫茶、オーディションなど何十個も書かれた項目の中で、「大和が仕事の合間にやっていないものは何個あるか?」という問題。ゲストの3人は「どのテンションで美術館行くの?」「サファリパーク?」と考えをめぐらせ、「登山の1つ」と答えたところ、1つは正解だが、やってないのは「コインシャワー」で、登山もサファリパークも経験済みだった。続いて「仕事場で生まれた造語」フリップの中からウソはどれかを当てるクイズでは、制汗シートがお風呂代わりの「ギャツ風呂」に「わかる!相方のしろうがそう!」とセイワも納得。神田はチャドク蛾の「チャドクった」を「知ってる!」と喜び、小峠も「ジェル信者」に「わかる!」と大いに盛り上がった。その後「会社の車エピソードの中で嘘は何個?」「このエピソードの中で嘘は何個?」などのクイズを実施。その間、嘘のような本当の仰天事件や、ユニークなバイト仲間のエピソードが次々飛び出し、会場は爆笑の連続だった。
クイズの後は、「じゃあここからはエピソードを……」と大和が言うと、「散々話した!」とセイワが思わずツッコミ。しかしここからのエピソードトークが大和の本領発揮と言わんばかりのトークとなり、さまざまな伝説を持ったバイトたちの逸話が大和の口から語られた。ゲストもこれには「話のスケールがでかすぎた」「その場にいたかった」「そのスキルなんなんですか!」「才能の無駄使い」と感嘆。大和はそれでも「まだ話せてないことがいっぱいある」と言いつつ、「楽しいからお笑いのことを10年まったく考えてなかった」と振り返った。
エンディングには相方の森田が登場し、9月24日(月)に、同会場にて行うライブ「スパローズ森田 presents イジり無双~おいしくするから手ぶらで来て!~」を告知。ゲストはくじら、エルシャラカーニ・山本しろう、R藤本となっており、浅井企画若手芸人による「専属いじられオーディション」も行われる。詳しくはスパローズブログ、もしくは浅井企画オフィシャルサイトにて。
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