昨日8月17日、大阪・吉本興業にて、吉本興業創業100周年記念公演 吉本百年物語10月公演「吉本新喜劇誕生!」の会見が行われ、
4月から1カ月ごとに吉本の歴史を芝居で上演している「吉本百年物語」10月の舞台は昭和35年。演芸小屋・うめだ花月を再開した吉本興業は、自社の芸人を育てようとしていた。その頃、国民的人気漫才師・横山エンタツの息子・花紀京は、自らも芸人の道へ。一方、研究として大工の息子・岡八郎が現れる。芸人のサラブレッドとド素人の2人だが、互いに自分にはない才能を感じ、ライバルとして意識しあう仲になっていく。絶妙の間と特有のすっとぼけた雰囲気でボケ倒す花紀京、奥目の八ちゃんと親しまれ「エゲツナ~」「クッサァ~」「スキがあったらかかってこんかい!」など無数のギャグを持つ岡八郎。のちに、花紀京・岡八郎の二枚看板の新喜劇では、息の合ったかけあいを連発し、多くのファンの笑いと涙を誘った。
この話が来たときの最初の感想を聞かれると、せいじは「俺、奥目ちゃうのになんでオファーきたんやと思った」といつものせいじ節でコメント。内場は「無理と思いましたね。悩みました。喜劇人が喜劇人をやるというのはプレッシャーです。お亡くなりになってたら気楽にやろうと思えたけど、生きてらっしゃるし、知ってる方もたくさんいらっしゃるし。僕がまったく知らなかったらいいんですけど、一緒に舞台やってましたし。自分の中にストップがかかるかなと。何回かお断りしたんですが、一番偉い方が出ていらっしゃったので(笑)」と語った。せいじは岡とまったく面識はないが、「甥っ子の市岡くんがマネージャーしてたことがあります」と意外な共通点を披露。「聞いたら『よく知らないんです』って言ってました」とのことで、さらにジュニアは「この1カ月会ってないので、この役をやることを知らないかも」と話した。一方、内場は新喜劇に入ってから一番最初に会った人が花紀だったという。「怖い人やと思ってました。『誰や』って言われて。それからはいつも本読みのときに横に座らされて鍛えられました。最初の出会いが良かったです」と回想。「ご飯連れて行ってもらったり、かわがってもらいました」と語った。
「吉本の歴史に残るものになるのでそれに恥じないように。もしかして芸人になって初めてちゃんとするかもしれない」とこれまでにない意気込みを語ったせいじ。内場は「花紀さんは『間が大事だ』と言ってらっしゃいました。間は人によって違いますから。素晴らしい間にちょっとでも近づけるように頑張りたい」と語り、「大きい看板ですので、汚さないように。僕なりの花紀京を作っていきたいです。楽しく観ていただければと思います」とメッセージを送った。公演は10月7日(日)からスタート。チケットは本日8月18日より発売開始されている。詳しくはオフィシャルサイトで確認を。
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