昨日7月31日、スイスホテル南海大阪にて、「吉本百年物語」9月公演「焼け跡、青春手帳」発表記者会見が行われた。
司会は6月公演に出演し、今回の9月公演にも出演することになった
中井秀範吉本百年物語プロジェクトリーダーは「この物語は、戦後唯一吉本が演芸場を経営せずに、演芸から離れていた時期です。みなさんが一番御存じない部分だと思います」と特徴を説明。尾中美紀子企画・制作プロデューサーは「せいが亡くなり、新生吉本の10年が始まります」と語った。演出の湊裕美子は、「人が命だけを持って力強く立ち上がっていく様、見てるだけで体にエネルギーが上がって血も騒ぐという世界観で取り組もうと思っています。1話では、吉兵衛とおせいがすっからかんでゼロから立ち上がりましたが、今回は日本全体がゼロどころかマイナスから地ならしして立ち上がっていく。歴史を紐解くとたった10年でよくここまでというエネルギーがあった」と当時の時代背景に敬服。そして、「へびいちごが今回司会もやってくれるので、今から役を考えていこうかな」と笑うと、へびいちごは「まだ決まってないんですか!?」と不安な顔に。「芸人じゃない役を探る」と湊が構想を明かすと、へびいちごも「よく芸人っぽくないと言われてます。今日も法被を着てるので“電気屋の人”って言われました」と合わせた。さらに湊からは「へびいちごはエネルギッシュな世界観を作るのに必要。お客様と一体感がある」とお褒めの言葉が。これには蛇いちごの2人も感激し「さすが! すばらしい! どうかよろしくお願いします!」と大きな声で挨拶した。
続いてアチャコ役の
黒谷は大阪生まれということもあり、「ご縁を感じています。いい記念の舞台になると思います」と挨拶。お笑いが好きだということで、島川が「へびいちご知ってますか?」と質問すると、黒谷から「もちろん。なんで今その確認?」とツッコまれてしまい、「知らないと言ってもらったらおいしいかなと」と言い訳した。兵動は、「アチャコ先生の役をやらせていただけるというのは名誉なことです。プロデューサー自ら頼みに来ていただいたので、『俺でいいなら』とお返事したんですが、トレードマークの帽子も眼鏡もないから俺じゃなくても……誰やねん俺!」と持ち前の話術で会場も爆笑。「黒谷さんは会って10分くらいですでにおさむ師匠をあしらってて、わかってる」と褒めたたえた。そのおさむは、「ちちんぷいぷい」(MBS)の記者として会場の一番前に座っている
質疑応答の時間になると市川がここぞとばかりに黒谷に「芸人さんと一緒の舞台ということで、これまでの舞台と何か違いは?」と聞くと、黒谷は「芸人さんと一緒の舞台は今までもあるので」と返答。これにはへびいちご高橋が「Facebookで『黒谷さんの子供のころの楽しみはご飯を食べること』とか調べてこい」と一喝した。そこで気を取り直して市川は得意の井上小公造となり、「嫌いな物はところてんと食器洗いというのは本当ですか?」と黒谷に質問。困惑する黒谷は「食器洗いは違う」と答えると、「これねWikipedia情報」と明かした。呆れた兵動から「ほかは?ここだけの話教えてよ」とフラれると、「記者さんたちこれ明日書くのやめてくださいね」と前置きした上で、女優や俳優のどうでもいいスクープを次々発表していた。公演は9月9日から9月30日まで。詳細は「吉本百年物語」オフィシャルサイトで確認を。
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- 吉本興業創業100周年記念公演 吉本百年物語
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