「板尾係長」話も、板尾ら「月光ノ仮面」DVD発売記念トーク

昨日7月8日、東京・楽天本社イベントスペースにて「月光ノ仮面」DVD発売記念ミーツ＆グリーティングスが行われ、監督・脚本・主演を務めた板尾創路と、脚本などを担当した増本庄一郎が登場した。

本作には今年2012年1月に公開された「月光ノ仮面」本編のほか、撮影メイキングから公開初日舞台挨拶までをドキュメンタリーとしてまとめたスペシャル映像などを約60分にわたって収録。また初回プレス限定特典としてラストシーンの絵コンテや「生フィルムコマ」も封入される。

増本は、元お笑いトリオ・インパクトのメンバーで、銀座7丁目劇場などで活躍。解散後は、板尾より一足早く映画監督や脚本家として活躍しており、板尾の初監督長編映画「板尾創路の脱獄王」にも出演していた。気心の知れた2人だけに、トークも序盤から盛り上がり、映画製作について語り合ったほか、出演者たちのエピソードも披露。個性的なメンバーが揃っている「月光ノ仮面」だが、ドクター中松には板尾も驚かされた様子で、板尾が中松の自宅に招待されたという話では観客も大いに沸いていた。

観客からの質問コーナーでは、増本が「ダウンタウンのごっつええ感じ」で人気を博した「板尾係長」を模したシーンの秘話を話す場面も。板尾が「水から出てくる前にはブクブクせなあかんねん」とこだわりを見せ、撮影に苦労したという。その後「ボイス録音目覚まし時計」や「3ショット写真撮影」などのプレゼント抽選会が行われ、来場者も大満足の様子だった。

イベント終了後板尾は、「どういう人がDVDを買ってくれているのか普段はあまりわからないので、こういうイベントはいいですね。楽しかったです」とコメント。増本も「芸人さんって、大体女性ファンが多いですけど、男性が多かったのは意外でした」と感想を語った。また、「難解な映画なので、こういう作品が届くのかなというのはあったんですけど、意外と楽しんでくれる人が多くて、それはとても嬉しかったです。捨てたもんやないなと思いました」と述べた板尾。そんな板尾に増本からは、「ご自分の作品では“静”が多いので、“動”な感じの、アグレッシブな板尾創路は面白いんじゃないですかね。ありえないですけど、例えば“首都高を馬で全速力で走ってる板尾創路”は相当面白いと思います（笑）」と期待を寄せた。