昨日3月27日に
この日、3本の収録を終え、満足そうな表情を浮かべながら取材場所に姿を現した2人。山里は「正直、めっちゃ楽しかった。これは言ってよかったのかなって悩むところもあったんですけど、全部言ってきちゃった」、若林は「山里さんと漫才が3本できたっていうのがうれしいんですけど、30分の番組を3本収録して2人しか出てないって、あらためて考えたらゾッとします」とコメントした。一方、2人は「言い過ぎた、やり過ぎた。“もう(芸能界を)辞めるの?”っていう瞬間がありましたから。これ以降、会えなそうな人がいっぱいできてしまいました」(山里)、「今日は朝から楽しく稽古してたら、ちょっと疲れちゃった。移動の最中もボケまくってたから、3本目あたりちょっと覚えてない(笑)」(若林)という反省点もあった。
「たりないふたり」は、ライブやテレビで人気を博した「潜在異色」から生まれたユニット。“人としてたりない”部分が多いという彼ら2人がそのたりなさをネタに、普段のそれぞれのコンビとはまったく異なる漫才を繰り広げる。「潜在異色」から独立して番組化したことについて、「40歳になるか50歳になるかわからないけど、いつか年を重ねてテレビの人たちに認めてもらったときに2人で番組できたら最高だよねって言ってたんです。それがこんなに早く実現して、めちゃくちゃうれしい」と山里が喜びを表した一方で、若林は「40歳くらいにはやりたいっていう夢を、この正月に番組の総合演出に話したんです。そのときは、ほぼこの番組が始まるって決まってたらしいんですけど、総合演出はそれをひた隠しにして僕と一緒に酒を飲んでたみたいで、ほんとに誰を信用していいのか……」と、人間不信に陥った様子を小声でつぶやいた。
山里は、本来の相方であるしずちゃんについて、「僕と若林くんが話すようなネガティブな感情って、しずちゃんの中にないんですって。ボクサーになったしずちゃんは、そういうドロッとした部分を見て、闘争心っていうものを身につけてもらいたいですね。人間ってこんなに汚いんだぞと。それで怒りを増幅させてオリンピックに向けてがんばってもらいたいです。ガッツ、闘志、人を嫌う心、こういうのをぜひこの番組で手にしてロンドンに行ってほしいです」とコメント。若林は続けて「春日もK-1やってたんでね、“たりてるふたり”でボクシングやるっていう話もあるんです」と笑わせた。
「“この2人暗すぎるだろ”ってことになったら、どこかの回で春日としずちゃんの殴り合いっていうのをやってもいいかなって。でも、しずちゃんと春日くんには番組見てほしいです。このたりないふたりの息のぴったり具合を見て嫉妬してもらいたい」と収録の出来に満足の様子の山里。「若林くんはアドリブばっかり入れてくるんですよ。だからネタやってる最中にドキドキするんです。何回かオンエアしてほしくないアドリブあったし。万引きGメンみたいな感じで、“レジ通ってないのあるね?”って」と続けると、若林は「2つやったな? って怒られちゃいました」と明かした。
山里と若林は、たりないふたりでの漫才は、南海キャンディーズ、オードリーでの漫才と作り方がまったく違うと口を揃える。「何言っても拾ってくれるっていう安心感がある」と若林が山里との漫才について語ると、若林のアドリブの多さに「正直、こんなにいいトレーニングはないです。僕の長ったらしいツッコミは、“ワードで笑わせようとしてボケを踏み台にしてないか?”みたいなところがあったんですけど、どれがどんどん払拭されていくっていう。ツッコミの原点を教わってるっていう状況なんで、勉強させてもらいながらやっています」と山里は感謝していた。
新番組「たりないふたり」は、毎週火曜深夜に日本テレビでオンエア。初回は4月3日(火)深夜に放送される。
たりないふたり
日本テレビ 2012年4月3日(火) 25:54 ~ 26:24
<出演者>
南海キャンディーズ・山里 / オードリー若林
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