「ノンレムの窓」はバカリズムが超現実の世界を描く物語の原案を担当する番組。第8弾となる今回はバカリズム脚本、
「グラデーション」は、猟銃を持った男・寺本が立てこもり、社員が人質となった雑居ビルのオフィスが舞台。結束バンドで拘束された人質3名のうちの1人、女性社員・棚崎が“とんでもない脱出計画”を考案する。山本耕史は人質・上野を演じた。
「トイレットペーパーレース」は、とある夫婦の明吉(浅利陽介)と久美(西野七瀬)の物語。家にいる時間はほぼ同じなのに、なぜか家のシャンプーやカレンダー、トイレットペーパーの交換に遭遇するのが自分ばかりであることに不満を持つ明吉はトイレットペーパー交換を巡る戦いを久美に仕掛ける。しかし久美にも夫に負けられない切実な理由があった。
バカリズム コメント
ありがたいことに恒例な感じになってきているので、また「この季節がやってきたなぁ」と。「ノンレムの窓」はいろんな合間に書いていて、ほかの芸人さんとかタレントさんがどこか外食に行ったり、飲みに行ったりしている時間を使って執筆しています。「グラデーション」で主演する山本さんは「ホットスポット」でお世話になったり、以前もほかの作品でご一緒させていただいて、大好きな俳優さんで、ショートのお話もやってくださるんだってすごくうれしかったです。今回手掛けた「グラデーション」は、よく刑事ドラマとかで見る、立てこもり犯や人質っていうシチュエーションってあるじゃないですか? 「どうやったら逃げられるかな」って考えたのがきっかけで、コントの考え方で思いついたお話です。もし自分が遭遇したら? これは、あくまでファンタジーであって、現実には無理なことですし、そういう目に遭わないように、日頃から防犯意識、自分の身の安全を確保するっていうことには努めていきたいなと思っております。第8弾をやらせていただくことになりましたが、今回も非常に面白いのでぜひ観ていただけたらと思います。
山本耕史 コメント
バカリズムさん脚本の作品を演じるのは何本目かで、バカリズムさんの作品はいつも面白く、僕がすごく好きなテイストでもあるので、出演できてうれしかったです。今回の「グラデーション」。タイトルからはなんとなくイメージができるような、できないような感じだと思うんですけれども、まさかこういう形でグラデーションを表現するっていうのは 「世界初」だと思います。台本にも、本当に細かくちゃんと計算されたト書きがあり、バカリズムさんならではの世界観になっていると思います。グラデーションで見逃してしまうと、何もなかったように、きっと過ぎてしまうんですけれども、ちょっとずつドラマにフォーカスを向けて、気付いたら見ていた、気付いたら見終わっていて、気付いたら面白かった、みたいな……そういうふうに皆さんに感じていただければ幸いです。皆さん、楽しみにしてください 。
西野七瀬 コメント
「トイレットペーパーレース」は、夫婦でトイレットペーパーを替えるタイミングをお互い「相手に替えさせたい」っていう夫婦の戦いです。私も「いつも、私替えてるな」とか実際に思ったこともちょっとあるので、共感性の高い作品だと思います。本当に誰かと住んだことがある方なら、絶対共感できるようなところから始まり、それがすごいことになっていくという面白い展開になっております。浅利さんと素敵な夫婦を演じておりますので、ご覧ください。
浅利陽介 コメント
今回の撮影中、基本トイレのことを考えている時間が長くて(笑)、現場にいる最中はなぜか、ちょっとトイレが近いという不思議な現象が起きていました。それを役作りとしていいのかどうかわからないですけど(笑)、あまり作り込みすぎず、できるだけ片肘張らず演じていました。西野さんとは夫婦役を演じていて、個人的に好きなシーンが「ソファに寝ころびながら、ある動物の映像を見ているときの西野さん」です。「ああいう瞬間に男性は惚れるんだ」と感じました。要チェックです! そしてトイレットペーパーレースで裏の裏で起こる戦いを感じていただければ……ものすごく緊張感のある作品になっております!!
「ノンレムの窓 2025・冬」番組情報
放送局・放送日時
日本テレビ系 2025年12月21日(日)22:30~23:25
出演者
窓先案内人:バカリズム
声のみ出演:斉藤由貴
山本耕史 / 西野七瀬 / 浅利陽介 ほか
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