小籔初主演、桜 稲垣と映画「FLY！」舞台挨拶

昨日2月21日、東京・六本木シネマートにて映画「FLY！～平凡なキセキ～」のプレミア上映会が行われ、本作の主演・小籔千豊のほか、ヒロインの相武紗季、小籔の妹役・桜 稲垣早希、近藤真広監督が舞台挨拶に登場した。

来月3月10日より全国ロードショーがスタートする本作は、モテない地球人・小籔とモテない宇宙人・温水洋一のコンビが巻き起こす恋と友情の物語。彼らのほか大杉漣、笹野高史、本仮屋ユイカ、西田敏行ら豪華キャストの出演でも話題を集めている。

MCを出雲阿国が務める中、映画初主演の小籔は「俺で大丈夫か？ とビビる気持ちがいっぱいあった。お断りしようかと思った」と告白。しかし「もう1つの心配は、相武さんが僕のことを好きになったらどうしよう？ ということ。主演とその相手役は恋に落ちるのが定番。僕も嫁はんと2人の子供がいるので、どうか相武さん僕のことを好きにならないでくれ、と思いながらこの映画に挑んだ」などと取り越し苦労を明かすと、桜 稲垣に「長々と何を言ってるんですかね？」と一蹴されていた。

また小籔は芝居について「すばらしい俳優の方々とご一緒して、これは気合い入れなアカン、と。相武さんのお仕事に対する姿勢は勉強になった。ここ（演技の腕前）がエグかった」とコメント。桜 稲垣は「出演時間はギュッとすると1分ほど」と控えめに明かした後、「前回の沖縄国際映画祭でレッドカーペットを歩いて、沖縄のお客さんに『サキちゃーん！』と呼んでもらったので『知名度上がったなー』と思っていたら、ぜんぶ相武紗季さんへの歓声だった」とほろ苦いエピソードを語った。

舞台挨拶では「温水を救え！ゲーム」を開催。このゲームはふんわりとしたルールのもと「黒ひげ危機一髪」の要領で行われ、結果的に敗北ということになった小籔＆相武チームが、劇中で温水演じる宇宙人・シカタのカツラをかぶり“宇宙語”で映画のPRを行い、会場を盛り上げた。