昨日2月8日に東京・新宿ネイキッドロフトにて、
北陽の2人は今年それぞれ「R-1ぐらんぷり2012」に挑戦。オープニングではその奮闘ぶりがそれぞれの口から語られた。虻川は伊藤からの「大丈夫! 面白いから!」という応援が最大のプレッシャーになっていることを告白。「昔から伊藤ちゃんだけめちゃめちゃ笑ってくれるんだけど、その気になって舞台に出るとみんな笑わないから」と、3回戦に向けて気合いを入れ直した。一方伊藤は2回戦で敗退したものの、虻川はそのネタを「ほのぼのネタ。日だまりが見えた」とコメント。後輩芸人と友達のOLには「わからない」と言われ、人力舎の社員には「やめたほうがいい」と言われるなど、1、2回戦通して試行錯誤した様子だった。
ゲストたちが登場し、トークライブでは珍しい塚地の登場に北陽の2人が「つかっちゃん、どうしたの急に? 昔は声をかけても出てくれなかったのに」と言うと、塚地は「3月1日にドランクドラゴンがここでトークライブを……」といきなり告知。鬼ヶ島らから「早い早い!」とさっそくツッコまれた。かつて北陽のトークライブを体験したことがある鬼ヶ島と高橋は満席の会場を見渡し「すごい成長!」と仰天。鬼ヶ島が「昔は地獄でしたよ」とふざけ始めると高橋も「地獄を体験した仲間じゃないですか」と先輩・北陽を大いに褒め称えた。
虻川はこのメンバーに「最近イライライする。不満がたまってるけどみんなはどうか聞いてみたい」ということで、「バレンタインデーにチョコや差し入れを気軽に渡せない。渡してる女性を見ると困る」というエピソードを紹介。一方、伊藤は「ミスを『天才だね』とフォローされるのは嫌」という話を出すと、これらのトークを通じて伊藤の“あふれる母性”と虻川の“芽生えてない母性”の差がどんどん浮き彫りになっていった。その間、男性陣は「コンパでイライラした話」で大盛り上がり。鬼ヶ島・和田が言い出した「友だち評が生ぬるい!」というテーマでは、女性目線と男性目線の違いで激論が交わされた。
後半は塚地と高橋がMCを務め、モノマネコーナー「なりきり有名人クイズ大会」を実施。まずは虻川が気合いの入った北斗晶、伊藤が声までそっくりのデヴィ夫人で登場し、2人のクオリティの高さにMCの2人も驚いた様子だった。続いて「分け目を強くした和田」(塚地)こと和田の反町隆史、「根性は素晴らしい」(塚地)おおかわらのミッキーマウス、「べーやんを探しています」と決めゼリフをさっさと使ってしまった野田の谷村新司が登場。北陽のモノマネクオリティに一旦“地獄”連呼を止めていた高橋もこれには「地獄の始まりだ-!」と雄叫びをあげた。ここではこのキャラクターになりきったままクイズを行うということで塚地も「松尾貴史さんがやるような、そこそこ難しいことやる」と苦笑。しかし「AKBは何の略?」というお題では、虻川が「晶が健介をぶっとばす!」と答え、観客も思わず拍手。伊藤がデヴィ夫人口調で繰り出すボケぶりにも観客は引き込まれていた。そしてそこに放たれた“地獄のトリオ”は、ほとんど似ていない見かけ、まったく似ていない口調、少ないボキャブラリーでライブハウスを地獄の1丁目に。自らもさじを投げ始め、できるモノマネをすべてつぎ込むなどした結果、思わぬ形で先輩を引き立てることとなった。
次回の北陽トークライブの日程は未定。決定次第、本人たちのブログや人力舎オフィシャルサイトなどで発表されるので、テレビでは見ることのできない2人の素顔や渾身の新ネタをいち早く見たい人はぜひ足を運んでみよう。
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