本日1月22日、東京・新宿住友ホールにてイベント「
学校の授業をイメージして行われたこのイベントは「文化財レスキュー応援せんと!」の支援イベント。参加者は、哲夫による約1時間の仏教入門授業を聴講したほか、東日本大震災で被災した文化財を救援するために奈良文化財研究所が行っている「文化財レスキュー」などについて学んだ。哲夫の授業は、自身が仏教に興味を持ったきっかけや仏教用語の初歩などを教えるもので、ときに豆知識や下ネタを挟みながらユニークな講義を展開した。
イベント中にステージ上で取材会が行われ、西田は奈良の魅力について「有名で歴史的な文化財が身近にある」、哲夫も「海に囲まれていないのですごく乾いているが、最近はいい道路も整備されて海の幸がすぐに伝わるようになった」とコメント。さらに西田は「奈良は基本的にダサい。もちろん自分たちもダサかった」と自虐的に話して笑いを誘い、哲夫も「キャッチフレーズにダジャレが多い。今日の『奈良漬け』もかけているし“奈良”をどうしても使いたがる」と指摘したほか「古墳が魅力。実家に遊びに来た友達がビックリする」と話した。
博学の源を記者に尋ねられた哲夫は「テキトーに喋ってるだけ」と謙遜。しかし「仕事はあるけどバイトはできないという時期に、お金を使わない遊びとして図書館によく行っていた」と現在の仕事につながる下地をうかがわせ「大人になってから勉強が好きになってきた。前に仏教の本を出したら反応がよかったので、今度はイスラム教の本を出したい」と前向きに語った。一方の西田は「自分は見た目が見た目なので(笑)、あまり宗教には携わらないようにしたい」と哲夫とは対照的なスタンスを明かした。
2003年の「M-1グランプリ」で披露した「奈良県立歴史民俗博物館」のネタで脚光を浴びた笑い飯だが、イベントでは2人が「『奈良県立歴史民俗博物館』という施設は実在しない」「動く人形もない」といった事実を告げる場面も。「奈良を使った新ネタの予定は?」と記者に問われると、哲夫が「過去に大仏さんのネタをやったが、なかなかイジるのが難しい。次の出土品に期待です。ネタにしやすい出土品が見つかったらネタにしたい」と展望を述べた。
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