昨日12月31日、渋谷・ヨシモト∞ホールにて、
出演者は
オープニングでは、今回のラインナップを説明したかと思いきや、すべてのオチをいきなりバラすという前代未聞のナレーション。最後は「野爆はテレビ東京に移動するから出待ちはムダ」という丁寧な説明まで入り、観客も笑いながら拍手でライブスタートを迎えた。冒頭全員が集合すると、川島は先輩・大山を見て「あれ? 紅白じゃ?」とニヤニヤ。ほかの芸人も「NHK近いから?」と乗っかり、大山は意気揚揚と「レグザ」と決めゼリフを言うも、川島は「はぁ?」「下がれ!」など暴言を吐き、2011年最後まで野爆ワールドを貫く姿勢を見せた。その後「誰が何のコーナーに出るか決めよう」と、くじ引きの箱が用意されるが、中身がなく「プロやろ! 演技しろや!」と川島は恫喝。全員「えー!」とオロオロする中、ハリガネロック・ユウキロックは「毎年やで」とため息をついた。
最初のコーナー「渋谷砂人パーク(SSP)」にはハリガネとトータルが挑戦。フランキー克弥ことロッシーがテンション高くトークを進めるも、その内容と滑舌からゲストの2組も意味がわからなくなり、トータル藤田は「コンビのどちらかはしっかりしよう」と疲れを見せた。仮面をかぶったSSPの支配人・砂人が登場すると、会場からも悲鳴が。ゲームをクリアするごとに皮膚をゲットできると説明された2組は「え? え? え? え? え?」とわけがわからなくなったうえ、ゲームも「首デニム」という謎のタイトルが飛び出し、誰も何も言えなくなってしまった。ゲームでは、挑戦した2丁拳銃・小堀と藤田が案の定、瀕死の状態に。次のゲームでも謎のルールに散々振り回された挙句、最後は突然イトキンらしき人物が登場するという展開に2組は唖然とするしかない様子だった。
続いては大喜利コーナー「あわてんぼうのサンタクロース」。ロッシー、Bコース、ガリチュウ、ポイズン、しずるは教会に預けられた捨て子役で、そこにあわてんぼうのサンタクロースこと川島がプレゼントを届けにやってくる。サンタのロボット妻が用意したプレゼントをふざけて捨てた子供たちに怒ったサンタは、子供たちに大喜利を要求。生死をかけたバトルロワイヤルが行われた。目の前の惨劇に観客は悲鳴と爆笑の連発。オカマキャラを強要されたBコース・ナベ、「回答が面白くない」と作家をつけられたBコース・タケト、シンキングタイムにチークダンスをさせられたポイズン阿部と、全員が見事に振り回された。
最後はおなじみ「ニューイヤーソングを作ろう!」だが、オープニングですでに「違う歌を歌う」と説明されていたため、ユウキロックがすぐにツッコミ。カチンときた川島は「ほな、ちゃんとやりましょう!」とやる気を見せたが、すぐにホワイトボードを使ってふざけはじめ、ブロキャス房野は「何が起こってるの?」と困惑するも、ユウキロックが「これも3年連続」とポツリと漏らした。川島こだわりのレコーディングスタジオコントのあと、出演者の名前を適当に入れた歌が本当に完成。こちらはカウントダウン後に歌うこととなった。
カウントダウンは舞台に全員集合し、川島のムチャぶりでトータルテンボスが30秒漫才をすることに。しかし焦った大村がタイトルを間違えたことからオチにたどりつけないままその瞬間を迎え、会場は大爆笑と拍手で新年を迎えた。カウントダウン直後には、舞台にとんでもないものが降りそそぎ出演者たちはパニック。するとスクリーンには料理人・神田川俊郎が登場し、彼のしわざであることが判明した。その後、さきほどできたばかりの曲を歌おうとすると、流れてきたのは別の曲。川島は犯人捜しを始めようとしたところ、再度神田川がスクリーンに登場し、また別のとんでもないものが舞台に降り注いだ。川島は「一致団結、神田川をしばきにいくぞ!」と全員を引き連れて退場。会場には、神田川を中心としたエンドロールがたっぷりと流れて終演となった。2012年も破竹の勢いでスタートした野爆。今後の彼らの活躍に大いに期待しよう。
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