ガリゲルDVD本日発売、西田Pが西野に今年のお願い

本日1月18日にDVD「キングコング×NON STYLE なぜか離島へ… presented by いつも！ガリゲル」が発売。MCのキングコング西野と西田二郎チーフプロデューサーがDVDについて語った。

DVDには昨年2011年3月に放送されたNON STYLEの「なぜか離島へ、明日8:00、波止場にて」と、8月に放送されたキングコングの「なぜか離島へ 西野は南へ、梶原は北へ」を収録。オーディオコメンタリーには、キングコングとNON STYLEの2組が参加している。

インタビューでは「ガリゲル」でタッグを組むことになるまでの関係や、同番組を通じて初めてわかったことなどを明かした2人。最後は西田から西野にあるお願いも飛び出した。DVDと併せてぜひチェックしてほしい。

キングコング西野＆西田チーフプロデューサーインタビュー

――2人の関係はいつからなのでしょうか？

西田：4年前くらいに特番を一緒にやってからですね。それまではゲストに来てもらったりとかはしてたんですが。しっかり関わりましょうね、というのはここですね。

西野：ああ、そうでしたね。

西田：いつかやりたいなと思ってて、そのタイミングを待ってた感じですね。芸人さんて1つのお店として成り立ってると思ってて、1人で立派にできるとわかってるんですけど、僕は関わるときにお節介したいんです。で、緩やかにキングコング見ていって、その精神性がよかったというか。ただそのお節介感をわかってくれるかどうかは最初に確認してやるもんじゃないので、オファーをしたときに快くその玉が返ってきたとき「よっしゃぁ！」って思いましたね。

西野：「ガリゲル」の話をいただいたときのことをすごく覚えてて。30歳が近づいて、僕もそろそろ自分から何かやるんじゃなくて、1回ちょっと脇も甘甘で委ねてみたいなと思っていたときで。そんなときに、こんなお笑いゴリゴリのチームがドキュメントタッチに振り切るってことはなかなかのことやなって。それやったら身委ねてもいい感じにしてくれそうだなと。

――それまでに西田さんからのお節介は感じてたんですか？

西野：感じてました（笑）！ 知り合いの作家さんからよく酒の席で西田さんの話を聞いてたんです。「あいつはやばい。熱量がすごい。ちゃんとくっついておいた方がいい」と。

――「ガリゲル」の最初の収録を覚えてますか？

西野：NON STYLE石田の「おかんおんぶ」があったんですけど、あいつも趣旨理解して完全にハンドル切ってたので、茶化して邪魔するようなことだけはしたらあかんなと。今まで手をつけたことがない分野だったし、手をつけることもないだろうって思ってましたね。ノンスタもそうだと思うんですけど、この番組って得意技で勝負させてもらえないんですよね（笑）。「こうして、こうして、こうでしょ」ってわけにいかない。でもまぁそれはほかで見てるし。どうしたらええねんって顔がよく出てきますよね。

西田：平気でそういう顔使うしね。ディレクターも「ええのん撮れました」っていうのは、そこ撮ったかどうかだから。

――企画と人選はどのように決めてるんですか？

西田：その都度その都度なんですが、僕、社会で必要な手続きって、こと芸人さんに関しては踏んではいけないと思ってるんです。“言わずもがな”をどれだけ作るかが演出家として任されてる部分かなと。だから「ガリゲル」も、どうしたら積極的に関わりたいと言ってくれるかなと考えてます。西野君も自然に「これやりたい」っていうのが出てきて、「じゃあこれね」って返していくという作業でしたね。

――この番組を始めて、互いに発見した部分ってありますか？

西野：僕これいろんな人に言うてるんですけど、日本で一番Twitterの使い方がうまい（笑）。僕もこの番組きっかけで始めたんですけど、Twitterって意外と効果がない。じゃあどうやって使うかって言ったら、西田さんは病院行って針刺してる感じ。ここを突いて、この人たちに自分で動いてもらおうと。で、こっちもなんかやらなあかんなって思っちゃうんですよね。これはもう1冊本を出せると思います。

西田：西野くんはエネルギー値みたいなものが人のレベルを超えてると思いますね。僕らは時代を生きるってことにがむしゃらなんですけど、彼は自然体なんですよ。笑い、絵本、映像とか表現に垣根がないんですよね。ちゃんと全部楽しめる。普通そうできないですよ。この前彼のバンドも見ましたよ。「まぁやってるいうてもあれやろ」と思って見たら、「なんやうまいやんけ！」って（笑）。「そこは下手であってくれや！ もう！」ってなりました。全然あかんやつ何かあってほしいです。何にもものにならないやつ。2012年の目標は最低な出来のやつ。やろうと思って頑張ってほんまにできないってもので展覧会か何かやってほしい。

西野：あははは（笑）。一個確実にできないのあるんですよ、グルメリポート。緊張するし。

西田：本来は隠すべきだけどね。世の中的にできてる感じになってる以上、欠けてるところを出していこう！