東京・ヨシモト∞ホールが閉館する本日3月30日、ラストライブ「ありがとう∞ホール!笑顔のFINAL LIVE」が3公演実施された。この記事では19時開演の3公演目の模様をレポートする。
最後のネタはマルセイユ
今春に渋谷よしもと漫才劇場へと生まれ変わるヨシモト∞ホール。「ありがとう∞ホール!笑顔のFINAL LIVE vol.3」には、同劇場で活躍した
MCを務めたゆにばーすの川瀬名人はオープニングで「泣いても笑っても本当にこれで最後でございます! これが終わったら神保町の輩ども、外来種が入ってきますよ!」と毒づいて笑いを誘う。続くネタコーナーでは、レインボーがムゲンダイ芸人たちのエピソードトークをふんだんに盛り込んだ漫才を披露。カーネーション吉田が話を訂正するために乱入するひと幕もありつつ、最後はレインボーの2人が「本当に∞ホールって楽しかったねー!」と笑顔で顔を見合わせていた。
カゲヤマは「キングオブコント2023」決勝で披露した謝罪ネタを扉の向こうが丸見えのバージョンで展開して客席をハラハラさせる。そしてマルセイユがトリを担当。「∞ホール最後のネタを担当ということで、絶対に我々ではないんですけどね(笑)。本当に申し訳ございませんでした!」とカゲヤマのネタに被せて土下座しつつ、熱のこもった掛け合いで観客を沸かせ続け、最後は大きな拍手笑いを起こして漫才を締めくくった。
ネタコーナーに続いて行われたのは、∞ホールにまつわるクイズに芸人たちが答える「ありがとうムゲンダイ!ホールスター感謝祭’25」。これまでのライブの名場面や珍場面が紹介され、最終問題ではサンシャインのぶきよが起こした“伝説”が取り上げられた。
サンシャイン坂田、魂の大演説20分
エンディグでは
また芸人たちが苦しめられたチケットノルマについても言及。「超若手の頃からまったく人気がなく十何年経っても買い取った売れ残りチケットを今もなお大事に持っている芸人がいた。カゲヤマ益田! 益田が人生で買い取ったチケットの総額は……80万だー!」と明かすと、益田が「ふざけるなぁー!」と叫び、溜め込んでいたチケットを宙にばら撒く。桜の花びらのようにチケットが舞う中、益田は血走った目で「買い取ってくださいよ! 買い取ってくれ!」と客席に呼びかけるが、そんな彼に坂田は「益田少年! そのまま行け! 君は10年後、お尻を出して日本中を笑わせる!」とエールを送った。
目に涙を浮かべる芸人や観客も見受けられ、坂田の煽りで会場の全員が「ムゲンダイ! ムゲンダイ!」とコールする。そして坂田は「ありがとうムゲンダイ! さよならムゲンダイ! 青春だった! 青春だったぜ、ムゲンダイ! お前ってやっぱ、お前ってやっぱさ……いい劇場だなー!」と絶叫。感動的なムードに包まれる中、最後は「でも、19年ってちょっと区切り悪くねえか?」と約20分間の演説にオチをつけ、笑いを起こしていた。最後はかたつむり本鮪が登場し、「劇場も変わり、また新たにスタートしていきますが、これからも応援よろしくお願いします」と呼びかけ。芸人、観客、スタッフ全員の3本締めで∞ホールの歴史が幕を閉じた。
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ゆにばーす はら @67gS1W9wzxQphSW
坂田の熱い熱い魂の熱弁師!!!!
ラスト20分はかなり熱いです!!!!
益田さんも加わって怒りと笑いが爆発した!!!!!!!!!!!笑い泣き!!! https://t.co/CmJCuGsL6f