「ここ数年でとんでもない自信がついた」ハギノリザードマン、R-1決勝に向けて調子は万全

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関西テレビ・フジテレビ系で3月8日(土)に生放送される「R-1グランプリ2025」のファイナリスト9名のコメントを、お笑いナタリーが1名ずつ掲載中。この記事では7人目・ハギノリザードマンの話を届ける。

ハギノリザードマン

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ハギノリザードマンは初の決勝進出。彼のほか、ヒロ・オクムラ、チャンス大城、田津原理音、ルシファー吉岡、吉住、さや香・新山、友田オレ、マツモトクラブが決勝の舞台に立つ。23代目王者になるのは果たして誰なのか。

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ハギノリザードマン コメント

「やったー!」と絶叫するハギノリザードマン

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──決勝戦進出が決まった瞬間を振り返っていかがですか?

最初のほうに決勝初進出組が呼ばれたんです。そのあと決勝常連のルシファー吉岡さんたちが呼ばれて、「もうないな」って悔しすぎて泣きそうになっていたんですけど、8番目に呼ばれて。一気に顔に血がのぼって血色がよくなって、うれしさがこみ上げてきましたね。

──決勝進出者発表から時間が経ちましたが、実感は沸いてきましたか?

あの瞬間はフワッとしていましたが、そのまま会見や決勝のネタの打ち合わせが始まって、終わってから携帯を見たらLINEが200件とか入っていました。そこから「決勝に行ったんやな」とどんどん実感が沸いてきて。決勝に向けていろいろなライブに出ていますが、そこでもみんなが祝福してくれて、ようやくファイナリストになったんだと思えてきています。

──ハギノリザードマンさんがR-1にかける思いを教えてください。

2021年にコンビを解散して、そこからピンでやろうって決めて。ピン芸人としてテレビに、世に出るにはどうしたらいいだろうって考えたときに「R-1だ!」と思ったんですけど、ちょうどその年から芸歴制限ができて出られませんでした。そんなところに、コンビ時代から出させてもらっていた「ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ」が頭をよぎって。まずはそこでの優勝を目指そうと思い、ただただ“細かいモノマネ”を作り続け、3年かけて2023年に優勝しました。そうしたら、そのタイミングでR-1が芸歴制限撤廃になって!「よっしゃ! これこれ、待ってたよ!」と思ったんですけど……その年は準備不足で2回戦で敗退。モノマネのネタはいくつかありましたが、R-1での戦い方はまた全然違うというか。いかにR-1用のネタにしていくか、というのがわからないまま負けてしまいました。それがめちゃくちゃ悔しかったので、その年は準々決勝と準決勝の配信チケットを全部買って、家で見ながら「この人はこういうネタ」と分析して。準々決勝から準決勝に勝ち上がった人は、準々決勝で落ちた人とどう違うんだろう、みたいなことをひたすら考えました。そこから1年かけていろいろなパッケージやコントを試して、僕のネタの作り方も変わってきて。やっていることは変わらないものの、R-1に向けたネタ作りがやっとわかった気がしました。そうしたら決勝に進めるネタもできて、「間に合った」って。1年間、R-1を研究しまくってきてよかったですね。

ネタ順抽選時のハギノリザードマン

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──ハギノリザードマンさんが思う、ピン芸の魅力を教えてください。

ピン芸の面白いところは、全部自分なところ。ウケるのも、スベるのも。コンビを組んでいる期間のほうが長いので、もちろんコンビのよさは知っています。ただ、ピン芸人になった当初、去年のR-1チャンピオン・街裏ぴんくに相談したんですよ。そうしたら、「ピン芸人を1年以上続けたらコンビに戻れなくなるぞ。それくらいピンには魅力がある」と言われて。最初の1年は「しんどいやろうな」と思っていたんですけど、気付いたら言われた通りになっていました。ドーンとウケたら全部自分の力。十数年のコンビ時代よりも、この4~5年のピン期間で培った自信の方が、伸び方が半端ないですね。ここ数年でとんでもない自信がついたと思います。ピン芸は、全部自分で1から作って、練習して、結果や反応がダイレクトに返ってくるので、すごく気持ちいいです。やめられないですね。

──ファイナリスト9人を見ていかがですか?

みんな面白くて、結果を出している人ばかりだなと思います。決勝まで来た自分を褒めてやりたい気持ちはありますが、やっぱりここまで来たら勝ちたいという思いもあります。コンビを解散して、ピン芸人として再スタートして……と境遇が似ているヒロ・オクムラくんは少し意識していますね。

──これだけはファイナリストの誰にも負けないと誇れる強みはありますか?

自分で作った小道具です。決勝にまでなると、小道具は用意してもらうことが多いと思いますが、僕は自作の小道具でいきたいという思いがありました。そこを踏まえてネタ作りをしていたので、小道具では誰にも負けないと思います。

──優勝したら叶えたい夢を教えてください。

モノマネをやり始めたときから思っているんですけど、僕のネタは物のモノマネとかで言葉がいらないので、いつか海外のお客さんに向けて大きいイベントや舞台でやってみたい夢があります。僕のあるあるネタが海外でウケるのか、挑戦してみたいですね。

──決勝戦に向けて意気込みをお願いします!

2021年から5年間、モノマネネタを山ほど作ってきました。その中の一番いいところを決勝で皆さんにお見せできればと思っています。楽しんでやって、優勝できるようにがんばります!

ハギノリザードマン

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──最後に、ハギノリザードマンさんにとって「R-1グランプリ」とは?

「ピン芸人のラスボス」です! 「細かすぎて」で優勝したタイミングがピークかと思ったんですけど、21年間の芸歴で今が一番調子いいので!

R-1グランプリ2025

関西テレビ・フジテレビ系 2025年3月8日(土)18:30~20:54
<出演者>
MC:霜降り明星 / 広瀬アリス
審査員:陣内智則 / バカリズム / 小籔千豊 / マヂカルラブリー・野田クリスタル / ハリウッドザコシショウ ほか
ヒロ・オクムラ / チャンス大城 / 田津原理音 / ハギノリザードマン / ルシファー吉岡 / 吉住 / さや香・新山 / 友田オレ / マツモトクラブ

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norikichishio @norikichishio

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