「マンボウの名に恥じぬよう」来年改名カリカやしろが心境告白

来年2012年1月2日（月）、東京・新宿シアターモリエールにて行われる「マンボウやしろ襲名興行」にて、カリカやしろがマンボウやしろに改名。今回やしろがその心境を語った。

カリカは林の芸人引退を受けて今年2011年9月に解散。9月の解散発表の際、すでにやしろは「マンボウやしろ」が芸名案に挙がっていることを語っていた。インタビューではやしろがマンボウの生態と自分自身を重ね合わせて、マンボウへの思いを吐露。長年慣れ親しんだ“カリカ”という名前の今後についても明かしている。

ライブでは本人による襲名披露口上を決行。さらに数多くの人たちがお祝いに駆けつける予定となっている。チケット発売は現在発売中。全国のファンに会いに行くツアーも開催されるので、詳しくはやしろのブログなどでチェックしよう。

カリカやしろインタビュー

――なぜ「マンボウやしろ」に改名するんですか？

「なんすか？」って、よく言われるんですけど、マンボウって、本当弱い生き物なんですよ。菌がたくさん居たりだとか、顔に何かが当たると死んでしまったりとか、すごい速度で海面に出て、直射日光を浴びることで菌を殺せるんですけど、海面に飛び出たときの高さが高すぎると、入水のときに顔を打って死ぬという……。それぐらい弱い生き物なんですけど、3億個くらい卵を産むんです。それで結果10匹くらいしか生き残らないらしいんですけど。
そんな弱いマンボウの名前をなぜつけるんだと言われるんですけど、“弱いのに、この時代まで海の中で生き続けている”っていうことです。弱いけど、いつまでも続けて行くという意味で、この名前にさせてもらいました。「マンボウ」を、世に広めたいとうのはおこがましいんで、「マンボウ」の方が有名ですし。それで、すごく気にしてるのは、元々「マンボウ」が大好きな方々に僕が「マンボウ界」を荒らしてしまったら、すごく失礼なので、「マンボウ」の名に恥じぬよう、ちゃんと芸能界を泳いで渡って行きたいと思っています。
あと、僕と相方が、マンボウの話が大好きだったというのもあります。前回のカリカ単独ライブでは、すごいマンボウが出てたんです、コンビ最後の単独になってしまいましたが……。
カリカっていう名前は、どの占い師の方に見てもらっても、インドの女の戦いの神様なので、もめるからやめろって言われてたんです。それで、僕が今年、相方に「カリカ」から「マンボウ」に改名しようと相談して「絶対嫌だ」と断られた名前ですね「マンボウ」は。

――ピン芸人としてのお名前になるんですか？

これも本当にみんなに言われるんですけど、「ピン芸人になりましたね」とか「誰かとコンビ組むんですか？」とか。違うんです、僕は解散してタレントになったんです。芸人というカテゴリでなく、タレントになったんで、タレントの「マンボウやしろ」になりました。で、世襲制にしようと思っていて、タレントとして10年20年マンボウの名前を頑張ってやれたらお弟子さんとろうかと思ってます。「カリカ」は、どっかいっちゃいました。ま、相方のやってる旅館に僕が泊まりにいったら、そのときだけ「カリカ」です。

「マンボウやしろ襲名興行」

日時：2012年1月2日（月） 17:30開場 18:00開演
会場：東京・新宿シアターモリエール
料金：前売2000円
出演：マンボウやしろ 客人あり
※襲名披露口上あり