春風一刀、渋谷らくごで優秀賞「人生で初めていただいた賞。本当にうれしい」

東京・ユーロライブが開催する落語会「渋谷らくご」のアワード「渋谷らくご大賞」で、春風一刀が「渋谷らくご優秀賞 たのしみな二つ目賞」を受賞した。

「渋谷らくご大賞」は、目覚ましい活躍を遂げた二つ目を表彰するもので、昨日1月13日の公演で受賞者を発表。大賞にあたる「渋谷らくご大賞 おもしろい二つ目賞」は該当者なしとなった。

春風一刀は2013年4月に春風亭一朝に入門。「渋谷らくご」のキュレーターを務める米粒写経・サンキュータツオは「創作では時代感覚の伝わる固有名詞を楽しい言葉選びでミニマムな会話を楽しませ、古典でも会話で楽しませる手法でこれまでにない高座を披露してくださいました」と一刀を讃えた。

春風一刀 コメント

人生で初めていただいた賞。本当にうれしい。昨日、先輩に誘われてアイドルグループの解散LIVEを見に行き、彼女たちの解散スピーチの涙に心を打たれた。解散してしまうそのグループのことをもう僕は推せないが、みなさんはまだ僕を推せる。アイドルも芸人も関係なく、推しは推せるときに推してほしい。だからみなさんには是非僕を推してもらいたい。20年後、この劇場が満席になって入れないかもしれないし、噺家を辞めているかもしれない。今の時点では誰にも分からない20年後だが、その頃には「好きな噺家トップ20」くらいには入っている自信がある。どうしても僕を推したくない、という人は、「箱推し」でシブラクを推して、是非お友達をたくさん連れて来場してください。

※記事初出時、写真のキャプションに誤りがありました。お詫びして訂正いたします。