元日恒例「
出番を控える芸人たちが客席からネタ中の芸人に野次を飛ばして盛り上げるというスタイルで人気を博す、マヂカルラブリーの元日恒例無観客配信ライブ「マヂカルラブリーno寄席」。5回目となる今回はマヂカルラブリーが結成された思い出の地・中野twlで実施され、土足禁止のため靴を脱いで舞台に上がった。
オープニングでは不在の3人に触れつつ、前々回はコンプライアンスの問題で、前回は単純に「面白くない」という理由で最後までネタをやらせてもらえなかったザ・ギースが「今年こそ」と意気込み。マヂラブ野田は「力を入れているコンテンツなので、面白くないものは入れられない」と改めて念を押した。「やるんだい!」と気合い十分の脳みそ夫は、メンバーたちの「まだいける」の声に「うれしい楽しい整体師、ツンツツンツン、ピッピピッピ、うれしはずかしサンバイザー、脳みそ夫だい!」の無限ループに突入。会場は混沌とした様相を呈し始めた。
ネタ一番手はマヂラブ。漫才が始まると、永野とモダンタイムスとしみつから「何これ?」「本当にわかんない」「ゲーム開発者だから」「今年大丈夫?」とさっそく文句が噴出。野田の動きに歌舞伎っぽさを見出した2人が「歌舞伎やって!」「よっ野田屋!」と声をかけると、野田は寄り目にして歌舞伎感を増したポーズを披露する。永野たちはそれに喜ぶ一方、村上のツッコミには「それは違うよね?」と不満げ。「新婚で家も買って」と私生活にも踏み込みながらクレームを入れ続けた。
ザ・ギースは登場時に尾関が照明機材に頭をぶつけたところから暗雲が。やはり途中で「面白くない」とストップをかけられてしまう。問題なのは「ウケてるかに聞こえるBGM」だと判断した永野が「音を極限まで小さくして」と指示。すると高佐のパフォーマンスには「面白い!」と絶賛が寄せられたが、尾関には「照れんなよ!」と変わらず罵声が浴びせられていた。
視線が観客ではなくカメラに行っている脳みそ夫とゴー☆ジャスのネタ中には「収録みたい」「オーディション受けすぎ」「ライブじゃないじゃん」「覚えたこと言ってるだけ」「VTR送って!」といった、たちの悪い野次が。出てきただけで「うわー、地下だなあ」という感想が客席から漏れ出たモダンタイムスには「これじゃ成長しない」「ずっと売れないかも」と厳しい感想が飛び交い、ネタの終盤、「口から血が出てる!」ととしみつの異変に会場が騒然とする場面も。
永野は力強いネタで観客席の芸人たちを引き付け、「面白くして~」「邪魔していいよ~」と野次を歓迎してみせる。ラストのランジャタイ国崎は最初から客席最前列に座っていた謎の人物・“熊崎さん”と共にセンターマイクの前に立ったかと思えば、侵入者かと思って止めに入ったザ・ギース高佐を舞台に残して自分はそろーっと客席へ。高佐と熊崎さんのステージが永野を中心とする野次によって作り上げられていき、最後は「今の日本に一言!」というリクエストに応えた熊崎さんのアドリブの一言で見事なオチ。芸人たちも拍手でその勇気を称えた。
この配信は1月8日(水)までFANY Online Ticketで見逃し配信中。また2021年開催の「マヂカルラブリーno寄席」の再配信も行われている。
「マヂカルラブリーno寄席」配信
料金:配信1200円
チケット販売期間:1月8日(水)12:00まで
見逃し視聴:1月8日(水)23:59まで
<出演者>
マヂカルラブリー / ランジャタイ国崎 / 永野 / ゴー☆ジャス / ザ・ギース / 脳みそ夫 / モダンタイムス
「マヂカルラブリーno寄席2021」再配信
料金:1000円
チケット販売期間:1月9日(木)18:00まで
視聴期間:1月9日(木)23:59まで
<出演者>
マヂカルラブリー / ランジャタイ / 永野 / ゴー☆ジャス / ザ・ギース / 脳みそ夫 / モダンタイムス
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