今年2月には東京・TOKYO DOME CITY HALLで自身初となる配信コンサートを行った野田。3000人収容の会場に見物人は相方の村上1人という状況で、連発する配信トラブル、贅沢な特殊効果、パラレルワールドでの野田とビッグアーティストとのやり取りなど、観ている人を混乱の渦に巻き込んだ。
今回は1万人収容できるTOYOTA ARENA TOKYOを舞台に、スケールアップしたステージを展開する。この会場でカウントダウンライブができる人気芸人はすでにスケジュールが埋まっているか、もしくは旅行の予定を入れているため、このステージに立つことができるのは自分しかいないと野田は自負。無観客だとスタッフの数が少なくて済むため配信オンリーだと説明しつつ、この企画を聞かされたタイミングがちょうど忙しかったため、わけもわからず「あ、はい」と二つ返事で出演を決めてしまったとも補足した。
マヂカルラブリーや野田自身は「無観客」を得意とする芸人として知られ、2020年の「R-1グランプリ」は無観客開催で優勝。元日公演「マヂカルラブリーno寄席」も無観客配信の形式で人気を博している。無観客の魅力は「ウケたのかスベったのか、結果が出ないこと」だといい、「わからないから、『ウケた』とする」というのが無観客ライブでの心構えだと語る野田は、1万人キャパの会場も有観客でやろうと思えば埋まるはずだと豪語するが、「数字というものを曖昧にしていきたい」と空席が出ることへの心配も吐露していた。
テーマを「SEXY」にしているのは、今年発売したボディメイク本「野田クリスタルのやせたいならスクワットやっとけ」(日之出出版)での手応えがあったから。「いろんなポーズ、服装をしたら、エロ本みたいになった。ページをめくるごとにセクシー。今年はセクシーが湧いた年だった」と振り返り、まもなく39歳を迎えることから「30代最後。ラストセクシー」と掲げる。また、さまざまボーイズグループのコンサートを鑑賞し、「セクシーはエンタメ」と実感。そのパフォーマンスに感銘を受け、自身のステージにも生かすつもりだ。
今回のライブ中、配信視聴者は“セクシーポイント”を送ることができるという。「セクシーゲージがMAXになったときに、何かが起こる」と期待させる。LEDなど、最新技術を駆使した演出も予告。前回は、「金返せ」「何を見せられているんだ」といった配信視聴者の声がチャット欄を埋め尽くす場面もあったが、野田は「今回は『金返せ』じゃなくて『セクシーすぎる』で埋まるんじゃないですかね。『セクシーを返せ』『セクシーを見せられてるのか』『金もだけど、セクシーも返せ』など、いろんなコメントが出ると思う」と同じ轍を踏むわけがないと自信を見せた。
年末といえば「NHK紅白歌合戦」の放送もあるが、「紅白に何か物足りないと感じる人がいたら、その“答え”になると思う。紅でもない、白でもない、そんな色を見せられたら」とアピール。フォトセッションでは自らシャツをはだけさせてセクシーさを見せつけながら、Web媒体の「乳首を隠して」というリクエストにもしっかり応えていた。
野田クリスタル初セクシーカウントダウン in TOYOTA ARENA TOKYO
日時:2025年12月31日(水)23:15開場 23:30開演 24:30終演(予定)
会場:東京・TOYOTA ARENA TOKYO
※配信のみ
料金:2800円
チケット:11月23日(日・祝)10:00~販売
見逃し配信:2026年1月14日(水)まで
<出演者>
マヂカルラブリー・野田クリスタル
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お笑いナタリー @owarai_natalie
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