がんばれー!がんばったよー!負けざまも面白い「M-1グランプリ2024」敗者復活戦

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「M-1グランプリ2024」は、令和ロマンの大会史上初となる“連覇”という偉業達成と共に幕を下ろした。準決勝を勝ち上がったファイナリスト9組に加え、決勝に挑んだのは当日の敗者復活戦で最後の1枠を掴み取ったマユリカ。敗退した20組の思いも背負い、スタジオに飛び込んだ。各ブロックを制し、最後の3組まで残ったものの、惜しくも及ばなかった金魚番長インディアンスが清々しい表情でマユリカを決戦の舞台へを送り出す姿も話題に。この記事では、そんな熱い友情や負けざまも面白くしていく芸人の心意気が垣間見えた敗者復活戦の様子をレポートする。

ダンビラムーチョに「はらださーん、おおはらさーん、がんばったよー」と報告する金魚番長

ダンビラムーチョに「はらださーん、おおはらさーん、がんばったよー」と報告する金魚番長

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「M-1グランプリ2024」敗者復活戦のブロック分け・ネタ順

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昨年からの敗者復活戦新ルール

敗退してずっこける十九人

敗退してずっこける十九人[拡大]

会場は、初めて屋内開催となった昨年同様、東京・新宿住友ビルの三角広場。21組は、準決勝の順位をもとに、A、B、C、3つのブロックが公平になるように振り分けられ、「1組目vs2組目」「先ほどの勝者vs3組目」「先ほどの勝者vs4組目」……という対戦形式で会場の中からランダムに選ばれた500名の観客が審査する。各ブロックを勝ち残った3組に、「M-1」王者であるウエストランド井口、とろサーモン久保田、トレンディエンジェル斎藤、マヂカルラブリー・野田クリスタル、錦鯉・渡辺という芸人審査員が投票。もっとも多くの票を集めた1組が決勝に加わることができる。

金魚番長が勝利・Aブロック

金魚番長に敗れ、「みのわー、ふるいちー、がんばれー!」と笑顔で声援を送るダンビラムーチョ

金魚番長に敗れ、「みのわー、ふるいちー、がんばれー!」と笑顔で声援を送るダンビラムーチョ[拡大]

Aブロックトップバッターを務めたのは十九人。「お年寄りに席を譲る」という普遍的な話題が、十九人にしか表現できない世界で繰り広げられ、観客も戸惑いながら引き込まれていく。しかし、2番手の今夜も星が綺麗に敗北。ゆッちゃんwが「僕らの今夜の星は全然綺麗じゃありませーん!」と言いながら、十九人の2人は暫定勝者席のイスを持ってすたこらと退散した。そんな今夜も星が綺麗は、勝利して「うれCO2、ハァ~」と二酸化炭素を吐き出すフースーヤに対して三福が「負けたからって夢は終わんないっすよ」とダンディに一言。ダンビラムーチョは後輩の金魚番長に僅差で敗れ、「みのわー、ふるいちー、がんばれー!」と満面の笑みで声援を送る。ラストの金魚番長とカベポスターの対戦では、敗れたカベポスター永見が金魚番長に投票したという観客に「こいよ!」のジェスチャー。芸風とは打って変わって挑発的な姿を見せつけながら去っていった。

マユリカが勝利・Bブロック

全部間違える家族チャーハン

全部間違える家族チャーハン[拡大]

Bブロックではトップバッターのカラタチナイチンゲールダンスに敗れ、「ゆいちゃーん、あんなちゃーん、がんばったよー」とそれぞれの“推し”である櫻坂46の武元唯衣、アニメ「僕の心のヤバイやつ」のキャラクター山田杏奈に報告。家族チャーハンは「悔しいー」(江頭)、「悔しいー」(大石)、「悔しいー!」(2人で)と声を揃えるが、何かが違うと察したのか「全部間違えました!」とすぐさま撤退した。

「いい加減にしてっ!」を今日から流行らせようとする男性ブランコ

「いい加減にしてっ!」を今日から流行らせようとする男性ブランコ[拡大]

このブロックでは大阪NSC33期の同期、滝音(さすけは1期後輩)、マユリカ、男性ブランコの戦いにも注目が集まった。自身の佇まいとはギャップのある激しいステージを繰り広げた男性ブランコは、滝音に勝利したマユリカとの対戦で敗退が決まると、「いい加減にしてっ!」「いや、こっちがいい加減にして!」を連発し、「今日から流行らそうとしてます(笑)」とその魂胆を明かす。マユリカ阪本は、最後の豪快キャプテンとの対決結果を待つ間、「らしくないことやってもいいですか?」と前置きしたうえで「盛り上がってるかー?」と突然コール&レスポンスに挑戦する場面もあった。

柄にもなく「盛り上がってるかー?」と客席に尋ねるマユリカ阪本

柄にもなく「盛り上がってるかー?」と客席に尋ねるマユリカ阪本[拡大]

インディアンスが勝利・Cブロック

泣いていないスタミナパン麻婆

泣いていないスタミナパン麻婆[拡大]

Cブロックはトップバッターのシシガシラに敗れた豆鉄砲が、披露したハンバーグのネタを彷彿とさせるような60%対40%という投票比率に「おいしいハンバーグの黄金比率じゃないんですよ!」とツッコミ。オズワルド例えば炎に勝利して暫定席に残っていたスタミナパンは、このブロックを最後まで勝ち残ることになるインディアンスに敗退。泣いているかに見えたスタミナパン麻婆に、トシダは「あ、泣いてないです。泣いて、ないです」とシンプルな真顔の麻婆を全国放送で届けた。例えば炎はタイムオーバーとなってしまい、オチの前で強制終了に。タキノは最後の一言だけ言い切りたいと、司会の陣内智則とのトーク中にボケのセリフを紹介するも反応はイマイチ。「言わんでよかったですね」と頭を抱えていた。

最終審査は2組の同点にもつれ込む

敗者復活戦を制したマユリカ

敗者復活戦を制したマユリカ[拡大]

いよいよ最後はブロック勝者の金魚番長、マユリカ、インディアンスに芸人審査員が投票。何度か挟まるCMのたびに、3組は落ち着かないのかステージ上をうろうろする。その中でもインディアンス田渕は客席に話かけるなどしながら緊張をほぐしている様子。投票結果は金魚番長1、マユリカ2、インディアンス2で、マユリカとインディアンスへの再投票へ。これをマユリカが制し、会場の声援を受けながら六本木のスタジオへと向かう。インディアンスと金魚番長もこれに続いて客席フロアを駆け回り、会場を盛り上げていた。

精悍な顔つきで決勝のスタジオに向かって駆け出していくマユリカ

精悍な顔つきで決勝のスタジオに向かって駆け出していくマユリカ[拡大]

マユリカに続いて客席を駆け回るインディアンスと金魚番長

マユリカに続いて客席を駆け回るインディアンスと金魚番長[拡大]

「M-1グランプリ2024」敗者復活戦は、決勝戦と共にTVerで見逃し配信されている。

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記事初出時、キャプションに誤りがありました。訂正し、お詫びいたします。

(c) M-1グランプリ事務局

読者の反応

jatni @jatni_92

@owarai_natalie 個人的に真空ジェシカの決勝ファーストステージのネタがいちばんおもろかった
#M1グランプリ   
#M1グランプリ2024

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