「国境デスロード」は、世界各国にある国境を命がけで越える人々の生活に密着するドキュメントバラエティ。昨年「ギャラクシー賞」月間賞を受賞した「不夜城はなぜ回る」(TBS)を担当した大前プジョルジョ健太が企画、総合演出として自ら取材を実施している。
配信開始に先がけて先日都内で取材会が行われ、MCの東野とあのが番組の見どころ、お互いの印象などを語った。
東野幸治&あの コメント
──共演も多いお二人。互いの印象は?
東野 優秀な方というか、キャッチする能力に長けた方。映画「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」で声優さんをされて、あれもめちゃくちゃよかったし、歌もよかったし。聞けば最近、ドラマや映画に出たり、すごい活躍で、素晴らしいなあと。なおかつ、人とのコミュニケーションが苦手なところがあって、それが本当にそうなんだろうな、という安心・安全のあのクオリティ。ウソがないっていうかね。ウソがないのはタレントとしての信用性になるから、このまま続けていってほしいなーって思います。ウソつくタレントさんも必要なんですけどね。その中でもウソつかないタレントさんって欲しいじゃないですか
あの 僕は、(東野の)印象は「歯」しかなくて。ギザギザの歯。海外の子供が描くような絵(歯)だなって思っていて、それが僕はすごい好きです。昔からテレビの中にいて、本物の歯に会えた、みたいな気持ちで最初はいたけど、(自分の)ラジオにもゲストで来てもらったり、しっかりしゃべっていくと、すごく文化的。僕が好きなカルチャーとかもめっちゃ詳しいし、「デデデデ」も観てくれていて、「心があるのか、この人にも!」みたいな、ちょっと距離が縮まりました。ちょっと怖かったので。
──どういうところが怖かったですか?
あの 顔が。
東野 死んでる?
あの はい(笑)。顔が死んでる場面をよくお見かけしていたので。さっきも「何も考えてないんですか?」って聞いたんです。でもやっぱり、ちゃんと考えてるみたいです(笑)。
東野 仕事ぶりを見てたら「こいつなんも考えてへんな」と思うけど、「ちょっとはこいつ考えてんねや」っていうのが今日の発見?
あの 発見しました。よかったです。
──MCとしての東野さんの印象は?
あの 東野さんは、気合い入ってるときと入ってないときの違いがわかりやすいです。
東野 恥ずかしい(笑)。気合い入ってるときどんな感じなの?
あの 気合い入ってるときは、1人でずっとしゃべってる(笑)。
東野 あかんやん! 周り見えてないやん。
あの それが浮き彫りになってるので。
東野 注意してや?(笑)
あの ちゃんと質問してくれるときは冷静なんだなって思って。引き出してくれるし、僕が言葉下手なので、それを抽出して「こういうことが言いたい」っていうのを言葉にしてくれるので助かってます。
──今日は気合いが入っていた?
あの 気合い入ってましたよね?(笑)
東野 普通や(笑)。それ言ったら、全部(気合い)入ってるよ。
あの しっかりおしゃべりでした。
東野 うるさいなとか思ってたの?
あの ちょっとうるさかった(笑)。
東野 いつなんどき使われるかわからんからしゃべっといたほうがええねんで。
あの 学びました。
──初回収録の感想をお願いします。
東野 いろんな境遇でも負けずに一生懸命生きてる人たちのドキュメンタリーって、たぶんあのちゃんも興味があって好きなんだろうなと思っていたので、一緒にやるって聞いても「大丈夫かな?」という不安もなく、楽しく、心地いい時間を体験させていただいたなっていう印象です。ルームシェアしてる2人でリビングでテレビを観ている感じでした。若い人と、訳あって東京で1人で働いてる、嫁と子供のことあんまりしゃべれへんおじさんとのルームシェア(笑)。
あの きれいごとがないなと思いました。それがうれしくて。
東野 きれいごと、あかんの?
あの いいけど、ありすぎて。芸能界きれいごとばっかりじゃないですか。それがムカつくときもあるので、今日は現実、ちょっと「ウワ!」って、心が痛くなるようなシーンもあったけど、それが現実だし、それを見て「かわいそう」と思う人がいるのも、「割り切っていこう」みたいに思う人がいるのも現実で、全部がうそがなくて、気持ちよく収録できました。
──少し早いですが、2024年を振り返って。
東野 めちゃくちゃ悪いこともなく。ただ、僕の周りはいろいんなことがあって、じーっとしてる1年でした。あのちゃんとも何度も共演したりして、楽しく仕事させてもらった1年だったなあと思います。あのちゃんのほうが目まぐるしく、いろんな人に会って、新しい仕事したんじゃないの?
あの 今年は一番よかったなって思うくらい、いろんなことに挑戦しました。ライブツアーもしっかりやりながら、バラエティとか、ドラマとか、映画で声優のお仕事とかもやらせてもらって。
東野 台本は、全部家で覚えていくの? 現場で覚えるの? それともカンペみたいなの書いてもらうの?
あの 覚えて行きます。前日、1日前とか、最悪当日の日もあったり。
東野 それはマネージャーさんに相手役やってもらって、声出してやるの?
あの 1人で。声に出さないです。見て覚える感じでした。
東野 で、現場では台本持たずに?
あの 一切持ってなくて。
東野 NGは?
あの ちょっと早口になったり、秘書役で(セリフが)難しいので噛んだりはありましたけど。セリフ間違いは意外となくできました。
東野 「カット!」ってなって俳優陣がモニターを見に来るやん。あんなんしてるの?
あの してない! 見てない。
東野 じゃあ、今年はいろんな仕事やれたんや。
あの 音楽制作も……。
東野 早く! 待ってんねんで? 俺とウエストランド井口は。プロモーションビデオに出演すんの。
あの 2人で?
東野 「歯」っていう歌作ってもらって、俺らはミュージックビデオ出るからなって約束して。ずっと2人でスタンバイしてるんですよ。
あの じゃあ、それは来年とか再来年とか“しらいねん”とか。
東野 しらいねん!? FUNKY MONKEY BΛBY'Sみたいに、アルバムジャケットに俺と井口の笑顔の写真。頼むで、ほんまに! 「あのの歯」っていう歌作って。お願いします。以上です。
──あのさんと芸人さんのコンビだと、“そしあの(霜降り明星・粗品とあの)”が有名です。
東野 俺もなんとか、この番組が終わるまでに、末席でいいんで、イス用意してほしいなと思います。毎回オーディションやと思ってがんばってます(笑)。一応、次回の改善点は、はしゃぎすぎない。しゃべる数もちょっと減らして、大事なコメントだけ言うように。
──今回はVTRを鑑賞しましたが、実際に取材にも行きたい?
東野 時間とかがあったら参加したいと思いますよ。ぜひぜひ。たぶんロケハンもなくいきなり行くから、どうなるかわかれへんロケばっかりやと思うし、プジョルジョくん本人は言うてませんけど、なかなか使えないところとかもたくさんあると思う。厳しい現実もあるので、吉本が行かせてくれるのかな?っていう感じですね。行きたい?あのちゃん。
あの 理想としては自分の目で見てみたいし、危険だけど自分の身で体験すべきだと思うんですけど、事務所が行かせてくれないとは思います(笑)。プジョルジョさんが楽しそうにやってるから。
東野 そうね。我々が行って「ギャー」とか言うのも失礼じゃないですか。嫌がるリアクションも違うし。行きたいけど、それが務まるのかなっていうところもあります。機会があったら行ってみたいと思います。
ABEMA「国境デスロード」
配信日時:2024年12月7日スタート 毎週土曜21:00~
Higashinodesu @Higashinodesu
東野幸治「国境デスロード」であのとMCタッグ ルームシェアしてる2人でテレビ観ている感じ - お笑いナタリー
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