12月31日(火)に生放送される「第75回NHK紅白歌合戦」で、2年連続となる司会に就任した
有吉弘行 コメント
──ラジオでも昨年の「紅白歌合戦」の反省を口にされていましたね。
アーティストもすごい方ばっかりなので、お気楽にやっていらっしゃるのかなと思っていたんです。そしたら、当たり前ですがみなさん真剣にやってるんですよね……。それが伝わってきて、「変にちょっかい出して怒られてもな」と思って、ちゃんとやらなきゃいけないという気持ちで緊張しちゃった。こういう機会も今年でラストだと思うので、少しはリラックスして、NHKから怒られるくらいでもいいのかなと思ってます。
──前回の「紅白」を終えて、周囲の人からの感想は?
僕の連絡先を知っている人がそもそも少ないもので、出川(哲朗)さんと(島崎)和歌子さんだけ。内村さんには直接お会いして、「よくがんばった」というのは言っていただきました。
──「紅白」司会という経験はご自身に何を与えたでしょうか。
自分の肩書がずっと気に入らなかったんです。「ヒッチハイク」「一発屋」「毒舌」とか……。やっと「紅白司会」といういい肩書ができて、それが一番助かってますね(笑)。
──有吉さんが司会をすることで「こういう紅白にしたい」という思いはありますか?
そんな大層なことはできないんじゃないかなと思います。アーティストのみなさんありきで、一生懸命サポートするっていうのが一番。僕はなるべく邪魔をしない、と言いますか(笑)、楽しく、気持ちよく歌ってもらうのが一番大事なのかなと。
──多数のバラエティ番組でMCを担当されている有吉さん。“紅白の司会”はほかの番組とは何が違いますか?
ほかの番組は、緊張する人とやっていないんですよね。愉快なメンバーとやっていますので(笑)。「紅白」はすごいアーティストの方が出ていらっしゃるので、特に緊張感があります。あまり意識しないようにしているんですけど、声のトーンが1個違うなという感じがします。気を使ってます!(笑)
──今年の「紅白」のテーマは「あなたへの歌」。届けたい歌、届けたい人は?
今、子育てをしていまして。(子供が)僕の言うことなんか何も聞かないんですけど、「おかあさんといっしょ」の「からだ☆ダンダン」。これが最高なんです。これを歌っているときだけは僕のことを見てくれる。子育て中もすごく助けられてます。子供のために(「からだ☆ダンダン」を)届けたいと思います。
──「紅白」の歴史ではタモリさんや内村光良さんといった芸人さんも司会を務めてきました。有吉さんは「紅白」司会という将来図を思い描いていましたか?
ないですし、そんな将来図がある芸人はいないと思いますね。「紅白の司会やるぞ!」でお笑いの養成所に入る人はいないんじゃないでしょうか(笑)。僕は回り回っていろんなことがあって、こういうふうになりましたけど。
──ご自身が「紅白」の司会を務めることに対して、率直にどうお感じになりますか?
どうかしてると思います。何がどうなってこうなってるのかよくわからないです。そもそもは、「紅白で歌わせてください」と言っていて、「ダメだ」と言われ恨んで、恨んで、恨んでここまでたどり着いていますから(笑)。「まさか」という感じです。
──今年はリラックスして楽しんでいる有吉さんの姿に期待しています!
でも今日、橋本環奈ちゃんがしっかりしている姿を見て、プレッシャーですでに緊張してきました(笑)。もうちょっとリラックスするようにしたいと思います。
第75回NHK紅白歌合戦
NHK総合ほか 2024年12月31日(火)19:20~23:45
※中断ニュースあり
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てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u
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有吉「そもそもは、「紅白で歌わせてください」と言っていて、「ダメだ」と言われ恨んで、恨んで、恨んでここまでたどり着いていますから(笑)」