「早起きしてよかったと思える番組」小朝が演芸番組で著名人と本音トーク

9月12日、東京・NHK放送センターにて10月スタートの番組「春風亭小朝の演芸図鑑」の収録が行われた。

「演芸図鑑」では演芸界で多くの支持を集める人物が3カ月ごとに司会を担当。今年2011年4月の番組スタート時には三遊亭圓歌がMCを務め、その後は桂文珍が登場した。MCはさまざまなジャンルの人たちと毎回対談。さらにイチオシ芸人たちによる演芸ネタが披露される。

この日、いくつかの対談収録を終えた小朝は会見を実施。対談相手は全員小朝のリクエストで招いており、「無理言って来ていただいてます。いい話をうかがっているので楽しみにしていただければ」と対談に力を入れていることをアピールした。

現在決定しているゲストは指揮者の佐渡裕、日本相撲協会理事の貴乃花光司、幻冬舎の見城徹代表取締役社長など。いずれの人物も以前に会ったことがあり、その後気になっていた人たちとのことだ。自腹でシャンパンとワインを購入し対談に臨んだという小朝。「みなさん本音が出る」と、ここでしか聞けない話ができた様子だった。

貴乃花理事との対談では「いかにプロかというのがよくわかった」と感心。佐渡にはベルリン・フィルハーモニー管弦楽団で指揮をする前と後の心境の変化を聞いたことを明かした。

番組に対しては「見ている人の『早起きしてよかった』と思える一言を1つでも聞き出したい。みなさんに見ていただけたら」と意気込みを述べた小朝。「ゲストはみなさんこだわりのある方です。そこは主婦でもサラリーマンでも勉強になると思います」と自信をのぞかせた。

対談のほかにも毎回多彩な演芸を2、3組紹介。宮川大助・花子、Wヤング、ナポレオンズ、コント山口君と竹田君、笑福亭鶴光などバラエティ豊かな顔ぶれが揃っている。会見では「すべての力は対談に注いでいる」と記者を笑わせた小朝。しかし「隠れテーマがあるんです。番組スタッフと僕の意見で決めているんですが、このゲストとこのゲストはどういうつながりがあるのか、そこを見破っていただければ」と最後に投げかけた。

放送は10月9日（日）から毎週日曜日全10回。貴重なトークと共通点が隠された演芸を、早起きしてぜひ楽しんでみよう。

「春風亭小朝の演芸図鑑」

NHK総合 2011年10月9日（日） 5:15 ～ 5:44 （全10回）

出演者：春風亭小朝

第1回ゲスト：宮川大助・花子 / 柳家三三 / 佐渡裕