シソンヌ「元気です」　シソンヌライブ「douze」開幕、全21公演

シソンヌの単独ライブ「シソンヌライブ[douze（ドゥーズ）]」が本日11月30日、東京・本多劇場で開幕した。12月17日（日）まで全21公演が上演される。

晩夏の開催だった前回から1年以上の期間が空き、毎年恒例のライブを楽しみにしているファンにとっては久しぶりな感じもする今回の公演。普通のようで普通でないキャラクターたちの掛け合いが笑いを誘ってくるコントは、45歳の2人が演じるからこそにじみ出る情緒も味わえる。

本日行われたゲネプロ後、2人に調子を尋ねると、「元気」で「悪くないコンディション」であると答えてくれた一方、加齢をしみじみと感じている様子。しかし歳を重ねて出てきた渋みも自らの魅力になってきたと話した。

会場のチケットは完売しており、本日の初日公演と、12月3日（日）、12月10日（日）、千秋楽公演の配信チケットがFANY Online Ticketにて販売中。

シソンヌ コメント

──「シソンヌライブ」は夏に開催されることが多いので、今回は期間が空いた印象です。お元気でしたか？

じろう：元気ですよ。

長谷川：元気です。まあ、歳は取りましたけど（笑）。

──今日から21公演がスタートします。コンディションは？

じろう：悪くないです。

──「良い」ではない？

じろう：やっぱり、衰えが。記憶力も著しく低下してますし（笑）。

長谷川：年齢的なものは感じました。21公演どうなるんだろうっていう（笑）。毎日どこかしら痛いですからね。あと2人とも、字が見づらくなってきました。

じろう：老眼がひどくて。

──歳を重ねたことはネタの内容にも影響ありますか？

じろう：30代ではたぶんもうちょっとギラついていたというか、面白いこと、すげえことやってやろうと思っていたと思いますけど、やっぱり、田舎っぺなんだなと思いましね。設定が全部田舎っぺの設定というか（笑）。

長谷川：でも年取ったおかげで、味になってきてるんじゃないかなと思いますね。30代だったらやってなかったネタも、今だったらいいんじゃないかなと思えますし。

じろう：「そんなんダサいだろ」ってストップかけそうなネタも、別に気にせずできるのはおじさんになったからですね。

──稽古は順調でした？

じろう：長谷川さんが大変だったと思います。（テレビ番組の）収録に行って、帰ってきて稽古して、みたいな感じだったので。僕も僕で、いざ書き始めたらできるまでがすごく遅くなってしまって。みなさんに迷惑かけたんですけど、（稽古の）ケツに向かってぎゅっと詰めてなんとかやれる状態にはなりました。

──長谷川さんの稽古とほかの仕事のバランスは例年と違いましたか？

長谷川：そうですね。でも逆にリフレッシュになりました。全然違う世界に行って、また帰ってきてだったので。まったく別の脳を使うので、つらくはなかったですね。切り替えができました。

──どんなライブになりそう？

長谷川：「シソンヌっていぶし銀だな」ってなってくれたらいいような気がしますけどね。「大したことないやり取りを延々見てられる」とたまに言っていただくんですけど、その延長線上にあるコントだなと今回は特に感じます。

じろう：なんだろうな……。やっぱり、面白かったと言ってもらえれば。今まで見てくれてる人にも新しい人にも面白かったなと思ってもらえればいいですね。