ファイヤーサンダー、ついに辿り着いたKOC初決勝「追い風が吹いてた感じはしました」

10月21日（土）に生放送される「キングオブコント2023」（TBS系）のファイナリスト10組が東京・TBS内で囲み取材に応じた。今回はファイヤーサンダーのコメントを紹介する。

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ファイヤーサンダーは初のKOC決勝進出。今年のファイナリストは、蛙亭、カゲヤマ、サルゴリラ、ジグザグジギー、ゼンモンキー、ニッポンの社長、ファイヤーサンダー、や団、ラブレターズ、隣人の10組だ。

ファイヤーサンダー コメント

──決勝進出を決めた現在の心境は？

崎山：このために何年もやってきたので本当にうれしいです。

こてつ：2018年に「ABCお笑いグランプリ」で優勝してからは「キングオブコント」の決勝しか目指していなかったので念願が叶いました。

──例年に比べて手応えなどに違いはありましたか？

崎山：2019年と2020年に準決勝にいったときには「（決勝は）無理だな」と思ってたんですけど、去年から「もういけるな」という手応えはあって、今年も「まぁ、いけると思うけどな……」くらいの気持ちでした。

こてつ：僕も去年と今年は追い風が吹いてた感じはしました。

崎山：お客さんが味方についてくれている感覚です。

──自分たちの取り組みで何か変えたことは？

崎山：本当にないんですよね。今まで通りいっぱいネタを作るだけ。それによってネタの精度が上がってきたというのはあるんでしょうけど……まぁ、僕が面白くなったってことかな（笑）。僕の台本が面白くなったということでしょう。

──こてつさんもその変化は感じていましたか？

こてつ：はい！ 感じます！

崎山：本当にわかる？

こてつ：わかるわ！

崎山：どれが面白いとかわかる？

こてつ：わかるに決まってるやろ！

崎山：自分の中では面白いと思っていても、ほかの人とズレていたりすることもあるので、今回はそれが合致したのかなと。

こてつ：確かに僕も「準決勝はこの2本でいく」って知らされたときに、「この2本では決勝に残れないんじゃないか」と実は思ってたんです。それを言おうか迷ってたんですけど、今となってはマ・ジ・で、言わなくてよかったです！

崎山：彼はお笑いに関してほぼ間違えてきたはずなのに、なぜかずっと自分の感覚にちょっと自信があるみたいなんですよ。ちなみになんのネタをやればいいと思ってたの？ それを知りたい。

こてつ：野球部と不良のネタ。

崎山：あぁー、確かにそのネタも1回候補の中には入れました。でもライブでやって「違うな」ってなったんですよ。

こてつ：野球部と不良のネタを準決勝でやらないってなったときに「ヤバい！」「言ったほうがいいかな？」と迷ったんですけど、「俺は見る目がない。やめておこう！」と自分に言い聞かせて（笑）。

──逆に崎山さんから見て、こてつさんのここがパワーアップしたなという部分はありますか？

こてつ：いい質問ですね！

崎山：10年前と今を見比べたら全然違うんでしょうけど、ずっと一緒にいるから気付けないんですよね……。僕の書くネタもこてつ向けのものに寄っていってるので、昔よりは合わせやすくなってるとは思います。

こてつ：（相槌）

崎山：いや、でもそんなことないか……。

こてつ：えぇっ!?

崎山：いまだに「意味わかってないやん！」みたいになることあるもんな。

こてつ：いやいやいや！ そんなことないて！ すみません、こいつ説明が下手なだけなんです。

──ほかの9組の顔ぶれはいかがでしょうか？

こてつ：友達が多い。一緒にいけてうれしい人ばかりです。

崎山：準決勝を見ていた限り、ウケていた人が順当に上がってる感じですね。カゲヤマさんとか嫌ですよねー。「もうこんなの誰も勝てないよ」みたいなネタをやってくるので。あとゼンモンキーは一緒にユニットをやってるので一緒に決勝にいけたのはうれしいです。俺、（ゼンモンキー）荻野、（にゃんこスター）アンゴラ村長の3人で週に何回もZoomでそれぞれのネタの会議をやったりしていたので、うれしい気持ちと負けたくないという気持ちがあります。

こてつ：ワタナベのコント師で決勝にいったのがハナコさん以来5年ぶりなんです。2018年はハナコさんがKOC、僕らがABC、Gパンパンダが「NHK新人お笑い大賞」で優勝して、ワタナベがめちゃめちゃ賞レースに強かった年なんです。もう一度その流れを取り戻したいです。

──ファイヤーサンダーさんは“ケンカが多いコンビ”として、たびたびほかの芸人さんから名前が挙がることがありますが、今回の決勝進出で一気に仲良くなる可能性はありますか？

崎山：うーん……ない？

こてつ：（笑）。ケンカはしますけど、お互いに「仲が悪い」とは思ってないんじゃないですかね。

崎山：ほとんどがネタのことですし。まぁ、相方の意識が低いのがすべての原因なので。マスクしたまま顔に日焼け跡を作ってくるとか、「ツギクル芸人グランプリ」の決勝前にNiziUのライブ2DAYSに行ったりとか。よく「崎山が怒ってる」って言われるんですけど、皆さんが僕の立場になってもきっと怒ります（笑）。

こてつ：いや、運が悪いんですよ。ちょうど怒られるタイミングでNiziUが入ってきちゃうんです。

崎山：怒られるタイミングってなんやねん（笑）。

こてつ：推しができたら気持ちがわかるよ！

──決勝後の目標は？

崎山：コントで食えるようになりたいです。あと究極の目標として「毎年優勝する」というのも掲げていて……。

こてつ：やめよう！ それはダメだ！ 絶対に嫌われるぞ！

崎山：1年に1回だけ働いて優勝して、その500万円で次の年まで暮らすっていう。

こてつ：無茶苦茶やって！ というか「毎年優勝する」って言うこと自体をやめてほしい。怖い。嫌われるから！

崎山：嫌われるほど面白いってすごいけどな！

こてつ：僕は出ません！

崎山：じゃあ別の相方と出続けます。もしくはK-PROのバトルライブ「トッパレ」に出続けます。

※ファイヤーサンダー崎山の「崎」は「たつさき」が正式表記。

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