【記事】「僕がやめないと終わらない」とトロフィーを持ち歩く芸をお見送り芸人しんいちから引き継がなかった田津原理音。
今年3月に開催された「R-1グランプリ2023」決勝以降、ファイナリスト8名が一堂に会するのは初めて。コーナーでは真の「R-1グランプリ」(理音-1グランプリ)として、田津原のカードゲーム開封ネタにちなんだ大喜利風クイズ企画や、「R-1」のテーマソング「バレる!」の反対で、田津原が連写するカメラにバレてはいけない(写ってはいけない)「バレるな!」ゲームで盛り上がったほか、最後はペンライトを使って8人で「かんばっていこう」の8文字を描く記念撮影にもチャレンジした。
「バレるな!」では、自分はうまく障害物に隠れつつ、相手をカメラに映るように押し出すバトルが勃発。このわちゃわちゃ感が文化祭っぽくもあり、一同は「最高のクラスだよ!」「あと1年でバイバイしたくないよ!」と青春を満喫していた。このときにすでに最高に楽しげな一枚が撮影できたため、続く「最高の記念写真を撮ろう」のコーナーには全員が消極的に。しかし「がんばっていこう」の「ば」を担当することになった永見が「『ば』むずっ」とこぼすと、「そんな奴に『ば』は任せられねえよ」とクラスの揉め事コントのようなものが始まりテンションが復活。1回目、永見の「ば」は小さすぎて潰れてしまい、全員に責め立てられたが、2回目は見事な「ば」を描くことができ、永見は「みんなで1つのもの作りたくてサッ」とはにかんだ。
終演後には囲み取材の場が設けられ、全員で出席。田津原は「最高ー!」と叫んだあと、「こんな楽しくなると思ってなくて、ほんまに仲良しなんやなって。 今年(のファイナリスト)。ねえ?」とメンバーに同意を求める。微妙な空気も流れたが、Yes!アキトは「(田津原は)支えたいって気持ちにさせるチャンピオン。たぶんR-1王者史上初なんですけど、ゴールデンウィーク仕事なかった(笑)。前人未到のチャンピオン」と表現した。
どこでこのメンバーの団結力が生まれたのか聞くと、サツマカワRPGは「リアルに言うと、R-1後の騒動でより一層団結力が出た」と回答。これは得点の誤表示で“やらせ疑惑”が浮上した件のことで、公演中にも田津原が「やらせならきょんを勝たせるだろうと言われている、あの騒動(笑)」と笑いにしている。きょんは「なんとか理音を守ろうというね。優勝という素晴らしい称号を得たのに、すごいかわいそうなことばっかり言われてたから(笑)」と騒動を振り返った。王者となった田津原を見ていてうらやましく思う場面があるかについて尋ねた場面では、一同が「うーん……」とわざと考え込む“団結力”を発揮してみせた。
そんな中、都留は「(R-1司会の)広瀬アリスちゃんとしゃべってたこと」と絞り出し、こたけ正義感は「470点(誤表示)問題が解決してないので、訴訟準備を進めている。取り消す手続きしてます」と騒動を蒸し返す。「何罪で?」と聞かれ、「何罪というか……もう取り消す」と一点張りだった。寺田は「僕は来年ラストイヤー。僕“も”平場は得意じゃないので」と田津原を見本にしている様子。「自分が仮に優勝したときに『こんなに大変なんだ』っていうのを先に見られた感じ。1匹目のペンギンのような」と、リスクを負いながら最初に海に飛び込む“ファーストペンギン”に田津原をなぞらえていた。
今回の単独ライブでは6本のピンネタを披露した田津原。「考えられんくらいお客さんが温かかった。特殊な経験で、刺激になりました。ルミネ、すごい。ハッピー」と振り返る。Yes!アキトが11月から「ダブル」と題したツアーを全国4会場で行うことを告知していたことから、自身も大阪や東京以外でのライブに意欲。「理音が地方でやるとき俺らも連れてってよ!」というほかメンバーの投げかけに「え、ほんまにいいよ! マジで『もう1回やろう』って言ったら集まってくれます?」と乗り気で、Twitter(現X)をやっているというこたけ正義感も「それ僕、ツイートしますし」とアピールしていた。
「どこにいたってひとりじゃない」はFANY Online Ticketにて10月8日(日)19時半まで見逃し配信中。チケットの購入は同日正午まで。
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