「日常生活を装った、日常生活では起こり得ない構図でポーズを決めています。タイトル通りの内容を期待して下さい」という発売決定時の兼近の言葉のとおり、「虚構」と名付けられた同作。これを「暴露本」と呼んでみせる兼近は、「山P(山下智久)のやつは丸パクリしている。カッコいいなと思って、真似させてもらいました」と笑い、Snow Manの目黒蓮をイメージしたというオススメのカット「濡れ目黒蓮」を紹介する。
写真のこだわりは、「どっかで誰かがやってたやつ」。「あの頃のドラコ・マルフォイ」「韓国のオーディションを勝ち抜いた男」など、見たことがある人をイメージして撮影した。犬と戯れるショットにも挑戦したが、「犬はなかなか虚構をやってくれたない。自由気まま、ありのままなので。犬が俺に絡んでくるように仕向けるのは大変でした(笑)。その虚構には時間がかかりましたね」と苦労を振り返った。
出身地である札幌でも撮影を行っており、素顔っぽい表情が収められている。しかし兼近は「ちょうど北海道で仕事があって、無理やり撮影と繋げた感じ(笑)。普通は思い入れのある場所で撮ると思うんですが、僕の場合は時計台とか、テレビ塔とか、思い入れはないけど有名なところで撮らせてもらいました」とあっさり口にしてしまう。肌を露出するカットも多数。ボディメイクに取り組んだのか問われると、「四千頭身の石橋くんに教わったんですけど、指示された食事制限とかは一切せずに、自分なりに考えてやりました」と述べ、「マッチョに見える撮り方とかがあって、技術的なマッチョもやらせてもらっている。だいぶ“キョコって”ます」とさまざまな虚構が散りばめられていると強調した。
そもそも写真集を出したのは「顔ファン」のため。「毎年、顔ファンに向けて何かをやっているんですが、顔ファンには『面白いこととかしないで』と言われるので、面白いこととの間を取れることは何かなと考えて、自分の等身大の抱きまくらを作ったりしてきました。やっぱり、(顔ファンにとって)“顔”ってうれしいじゃないですか。写真集は顔ファンに向けてのプレゼントです」と言い切る。一方で、「次回はエッセイとか、顔ファンじゃない人に向けて何か届けようかなと考えていた」と計画をポロッと明かしてしまう場面も。今作の出来は「990点。TOEICなら満点」と自信満々だが、目標部数を問われると「写真集のヒット」と言われている「1万部」に留めた兼近。すでに1万部を突破しているとの説明を受けると、「じゃあ1万2000部。1万部ってめっちゃすごいじゃないですか」と刻んで謙虚さを覗かせた。
写真の間には兼近が制作した自由律俳句が年齢と同じ数の32句記され、「そこだけは虚構じゃない」という。これは憧れのピース又吉の“丸パクリ”で、「いろんな人のいいところをパクってる感じです」と兼近は話す。相方りんたろー。の反応については「嫉妬でおかしくなっている」といい、「(写真集は)あの方がやりたかったことなので、関係性はギクシャクしているところです(笑)。早く仲直りしたいなと。この写真集が売れなかったら仲直りできると思う」。明石家さんまら、50人以上のゆかりのある著名人からのコメントコーナーも収録されているが、「相方であるりんたろー。さんが一番短い」のだとか。まだ写真集を見ていないだろうりんたろー。へ一言求められると、「心が壊れない程度に、できる限り僕の写真集を見てくれたらうれしいです。だいぶあなたの体型にマウントとってます」とこの囲み取材を通じてメッセージを送った。
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