「ダウ90000 深夜1時の内風呂で」は、とある旅館を訪れた大学生のサークルメンバーたちの間で起こる「なんでもなくて、気まずくて、甘酸っぱい一夜の出来事」を描く1時間の初冠ドラマ。オリジナルストーリーで、脚本を蓮見が担当している。道上扮する「珠妃」の父親役として
ダウ90000(蓮見翔、道上珠妃、上原佑太)コメント
ドラマの全体的な見どころ
蓮見:旅館という設定の選び方は普段の舞台と変わらないんですけど、「舞台上で表現しづらいシチュエーションでやりたい」というところから始めさせてもらいました。風呂での芝居を演劇の会場でやるのはなかなか難しいので、そこをできたのがうれしかったです。
道上:ダウ90000らしさをベースに、等身大の9人が出てくる物語です。普段は20代しかいないので、勝村さんがいることによって物語の幅が広がっているなと。恋愛や家族の要素が60分にギュッと面白おかしく入っています。
上原:1個の出来事に対していろんなキャラクターが全然違う反応を見せたり、違うことを考えたりします。それが9人いるのが面白いなと思います。
普段の舞台やコントとこのドラマとの違い
蓮見:コントとの違いは、作品全体の一番印象に残るシーンを「笑いじゃないもので勝負してみようかな」と思って書いた点です。「ここが見せたかったんだろうな」というところにコメディが付随するのはいいんですけど、核になる部分は「ボケじゃないほうがいいのかな」と。
道上:カットがなく1本の流れでやるコントや演劇に対して、カット割りなどでいろいろな要素を短く切って、音楽や演出を含めて1本の作品にするドラマは初めての経験でした。コントのときには「感情を削ぎ落としてくれ」と言われることがあるんですけど、今回はそういうのがあまりなかったです。
上原:メンバーで読み合わせしたとき、無意識のうちに客席を意識して舞台上っぽくやっちゃっていました。あと「表情に逃げ場がない」です。舞台上よりも「何を観ているか」という目線など、かなり細かく監督から指導をいただきました。
勝村政信さんとの共演シーンの感想や裏話
蓮見:本当に優しい方でありがたかったです。風呂の撮影なので“前貼り”を貼るシーンが多くて、男子3人(園田、飯原、上原)は当然初めてだったんですけど、勝村さんも初めてだったみたいで。メイクさんに教えてもらいながら各々自分で貼っていったとき、上原の前貼りがきれいすぎて、勝村さんが「なんだ君は! 前貼りがうますぎるだろ!」みたいに言ってて。それからの撮影中、上原がずっと「前貼りくん」って呼ばれていました(笑)。あだ名をつけてもらってうらやましかったです。
上原:ほかの3人が前貼りに苦戦してる様子を見て「ここに気をつければいいんだな」とうまく対応できたんだと思います(笑)。
道上:私は台本をもらった段階で勝村さんのことを「こういうお父さんかな」と想像していたんですけど、自分が想像したお父さんを超えてきました。セリフの掛け合いも自然にできてすごく楽しかったです。待ち時間に一緒にいることが多くて、キャッキャとしゃべっていた温度感のまま本番に入ってしまったことがあり、監督に「あ、ちょっと仲良すぎます」って注意されました(笑)。
第一報の記事で「西田敏行さんがダウ90000のファン」という話を勝村政信さんがしている件について
蓮見:ビックリしました。このことは撮影現場で勝村さん本人から教えてもらいました。「西田さん」って言われて、西田敏行さんとはまず思わないじゃないですか。ラランドのニシダさんかなと(笑)。西田敏行さんに褒めていただいているのはめちゃくちゃうれしいです。自分があのキャリアになったときに若手のことを素直に褒められるだろうかと思います。
ドラマの個人的な注目ポイント
蓮見:普段の舞台でも、パッと見たときに「一枚絵」のようなきれいなシーンが1、2カ所あったらうれしいなと思ってやっているんです。今回は監督やカメラマンがそれをやってくださっていて「めっちゃいい絵だな」というシーンが何カ所もあるので、セリフや芝居以外に目で見るだけでも楽しめると思います。
道上:カメラを通して演技をやらせてもらっているので、細かい動きや表情に注目してほしいです。個人的には目の演技が楽しかったです。
上原:「珠妃」というワードが聞こえてきたときの自分の反応を見てください。あと、後半の勝村さんとの共演シーンは一生忘れられないです。
歌人 枡野浩一/ピン芸人としての芸名は「歌人さん」 @toiimasunomo
『淋しいのはお前だけじゃない』『俺の家の話』の西田敏行がダウ90000ファンとのこと。
蓮見《ビックリしました。このことは撮影現場で勝村(政信)さん本人から教えてもらいました。「西田さん」って言われて、西田敏行さんとはまず思わないじゃないですか。ラランド(略)》https://t.co/IXK8QhJfA0