ラランドサーヤ、ゾフィー上田、いおりがアニメ監督に挑戦、8カ月密着

明日6月11日（土）に「芸人アニメ監督」（フジテレビ）と題した番組が放送され、ラランド・サーヤ、ゾフィー上田、いおりがアニメーションの監督に挑戦する。

3人は短編アニメの制作をオファーされ、脚本作り、キャラクターデザイン、コンテチェック、声優キャスティング、アフレコなどに臨んだ。その様子に番組カメラが8カ月にわたって密着。完成した作品を3人の監督と共に、パンサー向井ら各界のアニメ好きがスタジオで鑑賞する。なお、アニメ制作には東映アニメーションが全面協力した。

サーヤの監督作は、芸人の出待ちをする女性ファンたちの“マウントバトル”を描いた「DEath MAtCH～リアルに恋してる～」。サーヤは、東映アニメーションのスタッフに対して「相方のニシダに注文するくらいの熱量で強く出た」とのこと。向井からは「芸人あるあるが詰まっている」といった称賛の声が飛ぶ。

上田の監督作は童話「うさぎとかめ」をベースにした「うさぎ」。「童話の見方を変えたい。ダメキャラのアナザーストーリーにしたい」と語る上田は脚本作りで悩んだほか、冒頭の“つかみ”にこだわるあまり26回もアフレコのやり直しを求めた。「コントではできないことに挑戦した」と自信を見せる上田の作品とは。

いおりはこの番組にオーディションで選ばれ、出演することになったワタナベエンターテインメント所属の若手。美大出身の経歴を生かしたフリップ芸で注目されている。このたび「変わった動物たちが住む世界」をテーマにした作品「Over The Rainbow」を監督し、キャラクターデザインと7体のキャラクターの声もすべていおり自身が担当した。「こういう天才がいる」と上田からも称賛される作風は必見だ。

今回3人が監督したアニメは東映アニメーションのYouTubeチャンネルで、また3人のアニメ制作密着VTRの完全版はTVerで配信される。

ラランド・サーヤ、ゾフィー上田、いおり コメント

ラランド・サーヤ

アニオタキャラじゃない私に監督のオファーが来たのでびっくりしました。たった数分のアニメのために、これだけの人と工数がかかるとは思っていなくて、アニメってこうやって作るんだという驚きの連続でした。このシーンを入れたいけれど削らないと時間内に収まらないとか、そういった折り合いを自分の中でつけるのが苦しかったですが、世の監督たちはこういうことと戦ってきたんだろうなと思いました（笑）。

ゾフィー上田

コントと違ってアニメは無限にやりたいことができるので、「めちゃくちゃアイデアの在庫ありますよ！」という気持ちでオファーを受けました。でも、自分の密着映像を見たときに、「悩んでないで早く決めろよ！」という気持ちになり、そこには思ってもみなかった自分がいました（笑）。自分のコントはなんのいい影響も与えないから、今まで1回もこんなこと思ったことがなかったんですが、初めて子供たちに観てほしいと思った作品です。

いおり

東映さんとアニメを作るっていうのは美大生だった私にとっては夢で、芸人としてなんの偉業も成し遂げていないのに、こんなご褒美みたいな企画をやらせてもらって裏口から入学したような気分です。プロのテクニックや指導で想像以上の作品になりました。見る人によって見え方が変わってくる作品だと思うので、何も考えずに観てほしいです。あと、この作品の中には「はひふへほ」が隠れているんです。見つけたらラッキー！って思ってください。