サバイバルズ師匠が涙、思い出のループタイと帽子をチャリティへ

本日4月17日、松竹芸能 新宿 角座にて「松竹芸能チャリティーライブ～みんなの少しを大きな塊に～」が開催された。

松竹芸能では東北関東大震災に際して、「所属タレントの芸能活動を通じて、人々に幸せと感動と勇気を与えることを使命」とし、全社員、全タレントが一丸となりさまざまな取り組みを実施。今回は来月5月14日に新たににオープンする劇場「松竹芸能 新宿 角座」にて、入場無料のチャリティライブを行った。

オープニングには、よゐこ、TKO、ますだおかだが登場。劇場が綺麗だと口々に感動している中、よゐこ有野がさっそく落書きをしていることが話題にあがり、「鏡に“有野様”って書いてある」「楽屋に時計がないと言い、時計を書く」といったエピソードで盛り上がった。その後、数組ずつ芸人たちがネタを披露。また、私物を来場者に1000円で買い取ってもらうチャリティコーナーも開催した。

ヒカリゴケはオリジナルTシャツを持参したものの、片山の顔が多めにプリントされたTシャツを見た会場の子どもからは「こわ～い」という声があがった。ムートン伊藤が「お待たせ」とコントに登場する“芝居クサい”キャラで出てくると、伊藤のキャラにハマッた濱口らがそのモノマネをする場面も。梅小鉢は、高田がテレビ番組で持田香織のモノマネをした時の衣装、小森が「細かすぎるモノマネ選手権」に出た際に使った小道具のタンバリンを持参した。ビーグル38は、ベテラン漫才コンビ「サバイバルズ」の象徴ともいえる帽子とループタイを出品すると能勢が言い出し、「思い出が詰まっている」と思わず涙。「劇場もできてね……」と涙ながらに語りはじめると、「閉館か！」とTKO木本にツッコまれてしまった。

靴を出品したますだおかだ岡田はプレゼント争奪のジャンケンで、「最初はグー、ジャンケンパー、出たっ！」を繰り返し、新劇場を一瞬にして岡田ワールドに。増田は番組のノベルティグッズや、野々村真の「真会」Tシャツなどのレア物ばかりを用意、ジャンケンでは増田が岡田のモノマネで「パー！」「ギュー！」とポーズをとるなど、まさかのコンビ芸で芸人たちも爆笑した。続くTKO木下も「ギュー！」を披露。フラワーロックの有野バージョン「アリノーロック」に加え、「家にあった」という安田大サーカスのTシャツを持ってきたよゐこ有野も「出た！」と叫び、新劇場に早くも岡田ブームが巻き起こった。

エンディングでは出演者たちが口々に観客に感謝。「お笑いにできることがあるんやなと改めて思った」（濱口）、「僕らにもまだまだできることがいっぱいあると思うので継続してやっていきたい」（木本）と今後の決意を新たにし、このあと劇場周辺で募金活動を実施した。

5月14日（土）、15日（日）の同劇場のこけら落し公演では、TKOの単独ライブ「TKOゴールデン劇場 2011」が行われる。今後のラインナップはオフィシャルサイトにて随時発表予定。新宿角座から生まれる新たな松竹芸能の笑いに大いに期待しよう。