「沖縄国際映画祭」で俳優芸人たちが続々舞台挨拶
2011年3月24日 15:38
1 お笑いナタリー編集部
昨日3月23日、「第3回沖縄国際映画祭」にて多数の映画が上映され、芸人たちによる舞台挨拶やイベントが行われた。
シアター1のトップバッターは、映画「ゴーストライター・ホテル」から伊東寛晃監督のほか、主演の阿部力、世界のナベアツ、ケンドーコバヤシが登場。作品についてケンコバが「カースタントのシーンがいっぱいあって……」とボケると、「阿部くん、リュック・ベッソンじゃないんだから!」とナベアツがさらにボケるなど、息の合ったやりとりで会場を沸かせた。映画の中では、ケンコバが宮沢賢治、ナベアツが夏目漱石に扮しているということで、役作りについて聞かれたケンコバは「研究に研究を重ねましたよ。例えば、YouTubeでKARAの映像を見たり」と白々しく回答。ナベアツは「フルーツポンチの村上は意外に芝居がヘタ! コントはうまいのに」と暴露していた。
続いて、映画「FLY!~平凡なキセキ~」の近藤真広監督、主役の小籔千豊、相武紗季、温水洋一、後藤ひろひと、桜 稲垣早希が舞台挨拶。小籔は「最後まで観ていただくと、僕がすこぶる良い演技をしているので“最後の顔”を観ていただきたい。斉藤和義さんの歌がかぶさるところと併せて観てください」と自画自賛した。後藤は「私が出演しているところを見つけるのは非常に困難です。私を(作品内で)見つけると幸せになれます」と独自の見どころを解説。小籔の妹役を演じた稲垣は「キツイ妹の役なんですが、(小籔に)いろんなキッツイ言葉を浴びせ掛けることがすごく気持ちよかった」とコメントした。
シアター3では、地域発信型映画「雪の中のしろうさぎ」主演のフットボールアワー岩尾が「主演ということでえらくスター扱いしてもらいました。十日町市の方々が出演者としてもスタッフとしても、僕ら以上に寝ずに頑張ってくださったので、できた映画です」と感謝。同市で開催されているアートイベント「大地の芸術祭」にプライベートで訪れたことがあるという岩尾は、映画で芸術家を演じたことに「運命的なものを感じた」と語った。
ザ・プラン9のなだぎ武、りあるキッズ長田、今いくよ・くるよの今くるよが出演する地域発信型映画「謝謝OSAKA」と、次長課長・河本出演の「ホルモン女」は、桜坂劇場ホールAにて同時上映。舞台挨拶では、「謝謝OSAKA」の生オーディオコメンタリーを行った友近が「あんまりしゃべると邪魔になるから、タイミングを図るのがポイント」とコツを明かした。河本は「市役所職員の役なんですが、役所のジャンパーが似合い過ぎて本物の職員と間違えられた」と語り会場は爆笑。ロケ地が地元の岡山とあって、「警察官に呼び止められてビックリしたら同級生だった」などのエピソードも飛び出した。
そのほか、特別上映作品を上映したシアター4では、出雲阿国がMCとなりトークショーを開催。映画「パニック・コミック」には、奥山由之監督とカラテカ矢部、映画「ドラえもん のび太の恐竜」にはレイザーラモンRGがゲストに登場した。
矢部は「観させていただいて、すばらしい作品ですということをお伝えしたくて……」と緊張しながらも力説。現在大学2年生で弱冠20歳の奥山監督に、「俳優として出てみたいのは奥山先生の作品」「俳優としての才能を見つけてほしい」と出演を懇願し、観客にも「観終わった皆さんとお会いして映画について話したかった」と作品を絶賛した。
RGは「ドラえもんが好きか」と聞かれ、「ドラえもんが好きというか、ドラえもんというか、(着物も)青を基調としてますし、丸いし……」と、ドラえもんと一心同体であることをアピール。「あったらいいなと思うドラえもんの道具は?」という質問に対しては、「『ドラえもん のび太の大魔境』に出てくる、どんな木の実でもお弁当みたいになる道具」と、ファンならではの道具をピックアップした。「どこでもドアとか、もしもボックスとか便利すぎるやん。やっぱり便利さに慣れてしもうたらあかん」と語りだしたRGに、阿国は「面倒くさい」とおなじみの“帰れコール”を発動。“アイアンハート”が持ち味のRGは「ナイスコール!」とRGダンスを踊り出し、懐から取り出したシールを会場の子どもたちに配ってまわった。
お笑いナタリー @owarai_natalie
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