スリムクラブが宣伝隊長「沖縄国際映画祭」概要会見

本日2月22日、東京・吉本興業本社にて「第3回沖縄国際映画祭プログラム発表会見」が行われた。

沖縄国際映画祭は「Laugh&Peace」をコンセプトに2009年にスタートし、今年で第3回を迎える映画祭。今回は3月18日（金）から27日（日）までの10日間、メイン会場の沖縄コンベンションセンターを中心に開催され、期間中には過去最多となる40万人の来場者が見込まれている。

今回の映画祭では沖縄出身のスリムクラブが「宣伝隊長」に抜擢されており、会見にも地元の「エイサー」を踊りながら登場。2人は司会の木佐彩子のアシスタントを務め、真栄田が「みなさん楽しい記者会見にしましょう！」と意気込んだとおり、終始現場を盛り上げていた。

各プログラムやイベントなどの概要が関係スタッフから紹介されたのち、監督や出演者として映画祭に参加する芸人たちがステージに集結。「犬の首輪とコロッケと」監督の長原成樹が「自身の大阪での青春時代を描いた映画。かなりいい手応えです」とアピールする一方、「月光ノ仮面」監督の板尾創路は「戦争から帰ってきた落語家さんたちの話です」とだけ述べ、あまり多くを語ろうとはしなかった。

「オムライス」の監督・木村祐一は「オムライスを作ろうと買い物に出かけた男の妄想を描きました。100人を超えるキャストで彩っています」と説明。この映画には明石家さんまもマンガ家役で出演しており、木村は「半分くらいアドリブを入れてもらって恐縮。全部撮り終わったあとでワンカットだけ撮りこぼすミスがあったが、快く追加で撮影してもらって幸せでした」とさんまのエピソードを明かした。

品川ヒロシは自身の監督作「漫才ギャング」について「ヒットしたらいいな」と期待を込め、新潟県十日町市の地域発信映画「雪の中のしろうさぎ」で主演を務めたフットボールアワー岩尾は「地域の人に協力してもらった。これまでまったく縁はなかったが、十日町市に住民票を移したい」とすっかり愛着を感じている様子だった。

静岡県三ケ日町の地域発信映画「とんねるらんでぶー」に出演したトータルテンボスは「僕らはワンシーンのみの出演」（大村）、「渾身の2分間です」（藤田）と精一杯のアピール。会見の最後には、木村が「我々の発する笑いは世界中で劣ることはないと確信しているので、映画祭のテーマ『Laugh&Peace』のとおり、ここから平和につながれば。そんなことを毎日のように語り合いながらやっております」と締め、会場をなごませていた。

長編プログラムリスト

●Laugh部門
「オムライス」
「クロサワ映画2」
「月光ノ仮面」
「幸運の壺 Good Foutune」
「高校デビュー」
「抱きたいカンケイ」
「電人ザボーガー」
「ラフ部門」
「ラブポリス～ニート達の挽歌～」
「A Crazy Little Thing Called Love」
「The Last Godfather」
「NIGHT MARKET HERO」

●Peace部門
「犬の首輪とコロッケと」
「ゴーストライター・ホテル」
「スカイライン-征服-」
「津軽百年食堂」
「TSY」
「唐山大地震」
「阪急電車 片道15分の奇跡」
「FLY!～平凡なキセキ～」
「Bruce Lee,My Brother」
「I Hate Luv Storys」
「Round Ireland with A Fridge」
「Simple Simon」
「Six degress of celebration」

●地域発信型映画
「ソラからジェシカ」（千葉県成田市）
「雪の中のしろうさぎ」（新潟県十日町市）
「ほしのふるまち」（富山県）
「とんねるらんでぶー」（静岡県三ヶ日町）
「謝謝OSAKA」（大阪府大阪市）
「ホルモン女」（岡山県津山市）
「一粒の種～真太陽の島の大合唱～」（沖縄県宮古島市）