今作「四季折々」にはオープニング、エンディングの2曲を提供している川谷。さらばとは楽曲提供やライブへのゲスト出演を“ノーギャラ”で引き受け合っている奇妙な関係が数年前から続いている。やしろは前々回の「真っ二つ」から演出家としてさらばの単独ライブに携わるメンバー。イベントではそんな2人とさらばの関わり方、そしてネタや演出にまつわる裏話が語られた。
森田はインタビューでも話していた、川谷が今作に2曲も書き下ろした理由を本人に確認。川谷は、さらばサイドがよりアップテンポなものを望んでいると察して2曲目に取り掛かったのだと説明し、「『これはこれでいい』(という反応)じゃなくて、『これがいい』にしたかった」と述べる。さらばとの“ノーギャラ合戦”については「引き続き、やれたらいいなって」と前向きな様子。それをいいことに、森田は「あと何曲か溜まったらアルバム出させてもらって。ゲス(の極み乙女。)の物販に立たせてもらいます(笑)」と全力で便乗してみせた。
川谷は今作のお気に入りコントに「動くなJASRACだ」を挙げ、やしろも「森田くんの人の悪さ、そしてブクロさんの人の悪さが出ている。人が嫌がるところをネチネチ15分ネタにする」とさらばらしいコントだと絶賛する。森田自身は、単独ライブ以降まだ披露できていない「爆弾魔の父」をやっていきたいのだとか。「奈良南高校吹奏楽部」の設定に共感したイベント視聴者からはチャット欄を通じて「吹奏楽部あるあるですよ!」という声も届いた。
5回目となる次回単独ライブに話が及んだ場面では、そのタイトルを知らされていない東ブクロがなぜ教えてくれないのかと訴え、予想を繰り広げる。森田は「知っててもいいけど、知らなくてもいいこと。ニュースで『こんなタイトルになったんや』って知ればええやん」とあしらうが、ファンと同列に扱われるのを避けたい東ブクロは視聴者から寄せられた予想に対して「『五臓六腑』は『六』が入ってるからないね!」と張り合ってみせる。そして「これちゃうかっていうのが1つ浮かんだ。『五月蝿い』」と勝負。しかし森田に「全然違います!」と跳ね返され、さらば青春の光の一員にもかかわらず最後までタイトルを知ることはできなかった。
「四季折々」は新型コロナの影響による1年の延期を経て、今年1月から4月に東京、名古屋、大阪、福岡、札幌の全国5都市6会場で実施されたさらばの新作コント公演。DVDには東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAで開催された「東京公演B」の様子と共に、「東京公演A」で披露された2本のコントと、「動くなJASRACだ」から派生したユニークなミュージックビデオも収められている。
関連する特集・インタビュー
DVD「さらば青春の光単独LIVE『四季折々』」収録内容
本編
オープニングコント
施設王
奈良南高校吹奏楽部
爆弾魔の父
動くなJASRACだ
鬼食育
インド
エンディングトーク
特典映像
東京公演A(2021年1月8日):陸上 / モノマネ
中原田カズキヨ「Thank you Birthday for you」
さらば青春の光のほかの記事
関連商品
お笑いナタリー @owarai_natalie
【イベントレポート】さらばDVD発売記念イベント開催、森田が川谷絵音とのノーギャラ合戦の行方に期待
https://t.co/zoVUXf3dpF https://t.co/EAop9z6GoV