阿佐ヶ谷姉妹はファーストステージで、おばさんがおばさんのお見舞いに来るネタで紅しょうがに勝利。最終決戦では、おばさんがおばさんを誘拐するネタで、2位の横澤夏子に70票の差をつけて「THE W」2代目王者に輝いた。彼女たちには優勝賞金1000万円、副賞の日テレ100%券(日本テレビの全レギュラー番組の中から好きな番組を選び、合計視聴率100%分出られる権利)、自身の冠番組が放送される権利が与えられる。
会見に登場した阿佐ヶ谷姉妹は涙ぐみながら、取材陣に「ありがとうございました」と深々と頭を下げて挨拶。特に江里子は感極まった様子で優勝の喜びを語り、美穂に「こんなコメントで大丈夫かしら……」としきりに聞いて取材陣の笑いを誘う。そして最後のフォトセッションでは「こんな普通のおばさんが……」「これからは試練だわ」と、まだ優勝が信じられない様子で会話していた。
阿佐ヶ谷姉妹 コメント
──優勝した感想はいかがですか?
江里子:本当にこの10組に残れたことが夢のよう。この舞台で2本できたことが幸せ。まだまだ通過点だと思いますので精進していきます。皆様に感謝の気持ちを伝えていきたい。
美穂:1本目のときに緊張して、落ち着いてる紅しょうがさんに負けたと思いました。ギリギリ勝たせてもらい、2本目ができたことがうれしかったです。私たちは四十路で話題性がないのでこれから面白くならなきゃと思っています。
──どんな冠番組をやりたいですか?
江里子:旅番組かしら? 家族旅行をドキュメントで撮っていただきたい。なんかある? 美穂さん。
美穂:私はゼリーが好きで、牛乳パックでゼラチンを固めてお皿に出してプルプルするのが特に好きなので、ゼリーの番組をやってみたいです。
江里子:みんなそんな番組怖くてできないものね。いいの思い付いたわね。
──賞金1000万円の使い道は?
江里子:事務所の先輩やスタッフの皆さんに今回すごく励ましとアドバイスをいただいた。事務所内が若干くたびれてるので、そのクリーニング代にあてたり、事務所の方に集まってもらって感謝祭をやりたいです。あとは家族旅行に行けたらなと思っています。
美穂:未婚で親孝行ができていないものですから、お互いの親御さんを連れて、みんなで行けたらいいですね。
──敢えて歌ネタを封印してコントで挑んだ理由は?
江里子:結成した当時からピンクのドレスを着続けてそのまま12年目になりまして。ピンクのおばさんとして認知していただいた感じはあったんですけど、芸人として面白いと思ってもらえるところまでは至っていたなかったと思うので、今回、何かチャレンジしようと。そこで(ドレスを)脱いでみました。「キングオブコント」や「M-1グランプリ」でフレッシュな方々が頂点に立たれている中、40代としてどうがんばれるかという挑戦でもあったので、自分たちのやれることをやろうと思って臨みました。
──「日テレ100%券」を使ってどんな番組に出てみたいですか?
美穂:「news every.」のそらジローと木原さんの天気予報コーナーに出たいです。マネージャーのお子さんがそらジローが好きなようなので、そこに出られたら幸せよね。
江里子:「木原さん、そらジロー」という掛け声も言ってみたいけど、それは望みすぎよね。
関連記事
阿佐ヶ谷姉妹のほかの記事
タグ
リンク
- 女芸人No.1決定戦 THE W|日本テレビ
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
クージー・クワトロ @CQ2D
「こんな普通のおばさんが……」阿佐ヶ谷姉妹、涙の「THE W」優勝会見 - お笑いナタリー https://t.co/mfRcBeH9Qv