「M-1グランプリ2018」で優勝した
優勝決定後は会見や生配信番組に出演し、そのまま東京に残って翌日の情報番組への出演や取材などをこなした霜降り明星。ホームとする漫才劇場の観客から温かい拍手で迎えられると、思わず涙がこみ上げ、うしろを向いてこらえる場面も。会場が感動ムードに包まれる中、全力の漫才を繰り広げ笑いを起こした。
エンディングではMCの
終演後に行われた囲み取材では、「M-1で優勝しても泣かへんかったんですけど、漫才劇場に着いたあたりから初めてウルってきて。粗品はM-1のとき泣いてたんで『僕も泣いた』と報告しようと顔を見たら、こいつがもっと泣いてて(笑)」とせいや。「正直、漫才にならなかったです」と苦笑いする。粗品も「ずっと漫才劇場でネタを仕上げて、劇場のスタッフの皆さんに支えられて、仲間の芸人たちとやってきたので、舞台に立ったとき込み上げてくるものがすごかった」と出番を振り返った。
本来ならライバルであるはずの芸人たちからの祝福を受け、2人は感謝する。中でも決勝の舞台で戦った盛山が「僕らぐらい泣いてくれてた」そうで、せいやは「『何やねん』ってなっててもおかしくないのに。心優しいモンスターというか……ほんまええ人です」と噛みしめた。「一番実力ある若手芸人が所属してるのが漫才劇場やと思う」と誇りを持つこの劇場についても語り、「銀シャリさんやとろサーモンさんといったチャンピオンとも触れ合えるし、いろんな話を聞ける。楽屋でめちゃくちゃ成長できる。それがでかいと思います」と熱っぽく話す。
次なる目標を聞かれると、「調子に乗ってるわけじゃないですけど、ドラマとか……。歌謡曲が好きなんで、歌謡曲も出したい」(せいや)、「ドラマに出たいとは言わないですけど、小栗旬さんのダミーリハで僕をぜひ使って」(粗品)と笑わせた2人。東京進出に関しては具体的に考えておらず、「大阪、東京関係なく、いっぱい仕事したいという気持ち」と口をそろえる。濱田祐太郎やゆりやんレトリィバァ、「キングオブコント2018」優勝のハナコら、若い世代でのバラエティ番組を作りたいという野望も明かした。
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