この全国ツアーで7月1日の宮城・電力ホールでの公演を皮切りに、広島、大阪、福岡、北海道を巡ってきた和牛。ファイナル公演は渾身の漫才4本をはじめ、2人が歌って水田自らギターで伴奏するオリジナルソング「ティッシュマイベイビー」披露、企画コーナー「ムチャぶりPK」、そして2人が客席中を駆け巡る「スマイル客席徒競走」コーナーに至るまで2時間を超えるボリュームで多くのファンに笑いを届けた。
水田のギター演奏は、漫才の合間に上映された連作のVTRが前振り。VTRには、和牛の漫才で自身が歌う「ティッシュマイベイビー」を弾けるようになりたいと話す水田が、楽器演奏を得意とする
「ムチャぶりPK」コーナーではいわゆる「キックターゲット」形式で2人が交互にキッカーとキーパーを担当し、ターゲットを射抜かれたキーパーがそこに記載されたムチャぶりをやらなくてはならない。水田は「牛の誕生」「セクシー新聞」「本気赤ちゃん」、川西は「アレンジギャグ」「コール&イクラちゃん」と名付けられたムチャぶりをこなした。水田が披露した「おっぱい星人 is Dead」の1人コントを川西が「ストーリー性がある! ハラハラしたよ!」と純粋に楽しんだり、川西が挑んだ「ソプラノの声でどうでもいいことを言う」に水田も臨んだり、といったコンビのやりとりも微笑ましい。水田が蹴ったボールが川西の顔面に当たり、川西のコンタクトレンズが外れるハプニングもあった。
「スマイル客席徒競走」コーナーは、2人が満面の笑顔を浮かべたまま客席内を駆け巡るのがルールで、制限時間内のみファンはスマホでの写真撮影が許可される。和牛はアリーナのみならずホール上階まで時間をかけて足を運び、ファンと至近距離で交流を深めた。
エンディングで2人は、ツアー中にライブのネタバレをSNSなどでしなかったファンに感謝。また6公演中5公演に来場したという水田の家族が紹介され、客席は温かい笑いと拍手で包まれる。最後に2人が声を揃えて「せーの、ありがとうございました!」と叫ぶと同時に場内には特効テープが発射され、その余韻のままに川西が「たくさんの人に足を運んでいただけて感謝です。これからも応援していただけるような漫才師になっていけるようがんばります。皆さん、また単独ライブツアーがあったら来てください!」と呼びかけた。
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