台東区が文化事業の一環として実施するイベント「江戸まち たいとう芸楽祭」の名誉顧問に
「江戸まち たいとう芸楽祭」は、8月から10月までの「夏の陣」、1月から2月の「冬の陣」に分けて行われるイベント。「創作講談ワークショップ」「江戸まち文化と奥浅草歴史散歩」など、芸能や伝統文化の魅力を伝えるさまざまな企画が台東区の各所で展開される。
たけしは名誉顧問への就任にあたり「若い頃、辿り着いたのがこのまち。なぜか楽屋でタップを踏んでいた」「小さい頃、兄ちゃんと初めて映画と寄席を観に来たのもこのまちだった」「このまちがオイラの原点」と台東区との縁を強調。「肩の力を抜いて笑ってほしい、肩を震わせ泣いてほしい」とイベントをPRした。
「たいとう芸楽祭」のオープニングイベントは、8月4日(土)と翌5日(日)に東京・上野恩賜公園 噴水前広場にて開かれる。北野武監督映画「菊次郎の夏」「HANA-BI」の上映も行われる予定。詳しくはイベントのオフィシャルサイトで確認しよう。
ビートたけし コメント
若い頃、辿り着いたのがこのまち。なぜか楽屋でタップを踏んでいた。お客さんが2人しかいない演芸場の舞台に立つオイラがいた。いろいろな場所で知らないお客さんが「一杯飲め」とお金のない自分に飲ませてくれた。
小さい頃、兄ちゃんと初めて映画と寄席を観に来たのもこのまちだった。あれから数十年、映画を撮ったり、絵を描いたり、藝大の先生にもなった。
幾重もの生きた芸が交わるまち、このまちがオイラの原点。肩の力を抜いて笑ってほしい、肩を震わせ泣いてほしい……芸楽祭。
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