トップバッターを務めたのは安達と同期のとろサーモン村田。各ネタ後にはMCのキクチウソツカナイ。とのトークコーナが設けられ、村田は「緊張した。とろみのある脇汗かいた」とトップならではのプレッシャーを語った。2ネタ目はライセンス藤原とのコントで、ヤクザ風の男を貫禄たっぷりに演じる芝居と、その演技とは裏腹なシチュエーションのギャップが大きな笑いに。続いては東京ダイナマイト松田と安達がカナリアの「ドレミの歌ゲーム」を元にした漫才を繰り広げ、オリジナルの歌詞や松田が大げさに演じる架空のドラマで客席は沸いた。
ロバート秋山とは大女優とマネージャーのコントを展開。どんどんおかしくなっていく監督の要求とそのおかしさに気づかないマネージャーに秋山演じる女優が激怒するという内容だ。珍しく秋山がツッコミ役だったが、秋山が安達演じるマネージャーの名前「ケン」を気に入ったあたりから崩壊していく。秋山は何度も「ケン!」と呼びつけ、終盤には「お前、もしかしてケンじゃないな?」とロックオン。安達は「本当にやめてください!」と苦笑いしながら、コントが引き伸ばされていくのを必死で食い止める。
くっきーには、くっきーが普段ほとんどやらない漫才をオファーした安達。「べっぴんさん、べっぴんさん、1人飛ばしてべっぴんさん」のやり方を丁寧に教えるが、くっきーはなかなか1人目に「べっぴん」と口に出せない。安達が耐えきれないほどの間を取ったかと思えば唐突に照明が切り替わってファー!と例の不協和音が鳴り響くなど予想できない展開に。さらに「やめさせてもらうわ」を言ってみたいというくっきーは、その許可を取るため舞台上から東京ダイナマイト松田に電話。何も知らずに電話を受けた松田は「わからないなあ」を繰り返し、これにはくっきーも「『いいよ』って言ってくれればいいんだよ。ここ、長いところじゃないんだ」と本音を吐露する。しかしいざOKをもらうと今度はくっきーが「なんで?」としつこく聞き返し、この2人の無意味なやり取りに安達は地団駄を踏んだ。ようやく電話が切れたところでくっきーが「やめさしてもらうわあ!」と怒号を飛ばした。
バッファロー吾郎Aとのコントでは任侠ドラマのような渋い雰囲気が漂う中、背中の彫り物に関連した音楽が効果的に使われじわじわと笑いを誘う。またココリコ田中は、前回博多大吉がされたように「チェアーセックス」のネタに巻き込まれた。舞台上でも役になりきったままゴネたが覚悟を決め、最後は安達の要求通り、イスと絡みながら華麗に舞ってみせた。8人目の相方はカナリア・ボン。本来のコンビとしてきっちり漫才で笑いを取った。
エンディングでは安達が「1月か2月にまたやるということだけが決定しています」とアナウンスしている。豪華ゲストを安達が翻弄するこのライブ。気になる人は次回足を運んでみよう。
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若狹 眞礼城 WAKASA Mareki @能代べらぼう屋 @marekingu
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