8月23日、JCBホールで開催された「大秒殺2009~No.1ギャガー決定戦」にて、
86名のギャガーで行われた今大会。予選は、3チームに分かれて“敵”を倒すために全員で順番にギャグを披露。その戦いぶりを審査委員会が判定し、各チーム3名ずつが決勝トーナメントに進んだ。なお、ウケなかったギャグが飛び出すと、大秒殺恒例の「すべり大仏」が登場する。今年のすべり大仏は
決勝トーナメント出場者は36名。トーナメント1、2回戦はそれぞれ2つずつ、準々決勝以降は1つずつのギャグを芸人たちが披露し、審査員5名による判定が行われた。
若手としてはインポッシブル蛭川、
世の緩衝材としての役割をもつギャグだが、ひとたびその舞台が“競技形式”になると、決して軽いノリのものではなくなる。“瞬間の芸”であるがゆえに、ネタそのものよりも個々の発想力がダイレクトに反映されるためだ。大会を通じて表現力・身体能力・タイミングを使い分け、ギャグを言う直前の空気をいかに自分のものにするかが勝敗のカギとなる。
ハブは初戦、第1回の優勝者である世界のナベアツと対戦。その後、庄司智春や予選からの勝ち上がりで他事務所唯一の生き残り・流れ星ちゅうえい、大阪大会の優勝者・
ハブは昨年の大会で「当たり外れの大きいギャガー」と認識されていた。ズバ抜けた発想力と身体能力で、観客の想像を超えるギャグを生み出すものの、受け入れられないギャグも多数存在したからだ。しかし、今年のハブはまったく違った。いかに自分のギャグを活かすかということに神経を張り詰め、結果を出した。
もちろん、敗れたギャガーたちのギャグも秀逸なものばかり。悔しがるギャガーたちの後ろ姿は、来年のこの大会がさらに白熱することを予感させるものだった。
この模様は「よしもと見ホーダイ」にてダイジェスト版が放送予定。見逃した人はアクセスしてみよう。
主催者COWCOWと優勝者ハブのインタビュー
――優勝おめでとうございます!
ハブ:いやーほんとまさかでした。優勝しようとは思ってましたけど、多分悔しい思いをして帰るんじゃないかと考えてました。
――対戦中、負けを意識した人は?
ハブ:1回戦の渡辺さん(世界のナベアツ)には始めから負けるだろうなと思ってて。なので2回戦の庄司さんで使い果たした感じでした。ただ、その対戦で勝てたので、そこでやっと決勝まで行けるんじゃないかと。でも決勝は多田さんでしょ。決勝はギャグが1個ずつの争いだったので、それで勝てたんだと思います。2個ずつだったらダメでした。もう勝てるギャグないです。
多田:そうですねぇ……(審査員の判定が)5-0はないと思いますけど(笑)。僕は去年も1回戦で大川君(
よし:これからキングオブコントもありますし、M-1もR-1もありますけど、(大秒殺は)すべてを超えたんじゃないかと(笑)。この熱気と一人の短い戦いというのはほかにないんじゃないかと思うんです。一人ひとりみんな面白かったので、また来年も期待したいなと。
――来年は?
ハブ:そうですね、こうなったら3回連続狙ってみようかと思います。けど、その気分でやると、来年の本番でダメになるので、日々頑張ります!
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