宮川大助・花子、結婚記念日に40周年公演開催「ほんまになんて幸せ」

宮川大助・花子が結婚記念日の4月9日（土）、大阪・なんばグランド花月にて結婚40周年記念公演「花咲村の妖精」を開催する。

この公演では昨年9月に上演したミュージカル「花咲村の妖精」を一部リメイクして展開。花を咲かさない桜の木の下で恋に落ちる男女を中心に、やがては地球上に愛の花を咲かせるというメルヘンチックな世界を描く。このほか「今が一番面白い」と自信の漫才もたっぷりと披露。昨日1月27日には会見を開き、宮川大助・花子が意気込みとともに夫婦漫才師として歩んだ歴史を語った。

「まさか40周年を迎えられると思っていなかった」と開口一番に花子。思い出を回想しながら「（エピソードが）ありすぎて、語ったら40年かかる」といい、「私は結婚して漫才を始めたので、漫才さえしなかったらもっと仲のええ夫婦でいられただろうとか、前半はずっとそういうふうに考えていた。でも今は、漫才をやらせていただいたおかげでいろんな人と出会えたし、みなさんに喜んでもらえる夫婦であることができたと思える」「40周年という記念日をみなさんと迎えることができて、ほんまになんて幸せなんやと思います」と噛みしめる。

2人には離婚の危機も。花子はかつて大助に離婚届を叩きつけたことを明かし、「夫からもらった一番のプレゼントはあのとき離婚届を破ってくれたこと。もしも彼がハンコを押していたら、今、40周年は迎えられませんでした」と夫であり相方である大助に感謝した。

大助は「今はだいぶ穏やかになりました」と前置きしつつ、「結婚して25年くらいは漫才の中にもずいぶんと格闘がありました」と告白。30周年公演を終えて間もなく脳卒中で倒れた際、自身を懸命に支えてくれた花子について「そのとき、僕らは普通の夫婦に戻っていました。『あんたの介護ができて、私は感謝してる』って言ってね。僕たちも普通の夫婦の幸せを掴むのに長いことかかりました」としみじみと述べた。