大助・花子は、花子が2019年12月に多発性骨髄腫の治療のため入院して以来長らく闘病生活を送ってきた。昨年5月に4年ぶりとなる夫婦での漫才を、大阪・YES THEATERにて実施した「宮川大助・花子の『おまたせ!』」で披露。9月には娘のさゆみと3人で地元奈良県での1日警察署長を務め、10月に愛知・大須劇場で「宮川大助・花子の『ただいま!』IN 名古屋」公演を行うなど、復帰の道を一歩ずつ歩んできた。
なんばグランド花月にはサプライズゲストとして登場したことはあったものの、本公演での漫才出番は2019年5月20日の出演以来。ホームでもあるNGKの本公演出番は大助・花子の念願でもあった。
大助に押されて車椅子で舞台に現れた花子は「こんにちは」と挨拶。2人座ったまま漫才することを伝えると、会場からは拍手が送られた。48年の夫婦生活や、闘病生活を笑いに変え、最後は「これからまた2人でがんばっていきたい」と決意。出番を終え、囲み取材に応じた大助・花子は「ありがとうございました、なんとか生きて戻ってこられました」と報道陣を笑わせつつ、「うれしかったですね、楽しかったです」と率直にコメントした。
漫才の呼吸がわからなくなっているため、舞台袖で若手のネタを全部見ていたといい、大助は「僕は不安だらけ、でも嫁はんは本番に強い、ビクともしてない」と花子の度胸を称える。しかし車椅子で出演することに躊躇する気持ちもあったと花子。「暗転板付きと言われたけど、車椅子で出るとお願いした」と登場の仕方にもこだわった。大助も椎間板ヘルニアを患っており、2人で座って漫才をしたことを「座(ザ)マンザイ、やな」と表現。「座談会、放談のような形で、新しい形でやっていけば、のんびりしゃべれるんじゃないか」と今後についても言及した。
これまでの闘病生活を振り返りながら、献身的な介護に花子が感謝する場面も。花子が気弱な言葉を漏らすこともあると明かす大助は、「今、第二の恋愛中」。会見後の撮影でフラッシュを浴びると「また元気もらえるな!」と笑顔を見せ、「みなさんが来てくれたからまた元気でますわ」「これからもどんどんやりまーす!」と力強くアピールした。
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金属バットの落語家のオチやん。
【会見レポート】宮川大助・花子、5年ぶりなんばグランド花月本公演に出演「座(ザ)マンザイやな」 https://t.co/GgNRwtLvhm