これは東京と大阪をそれぞれ拠点とする4組が今年の春、夏と大阪・よしもと漫才劇場にて実施してきたユニットライブで、東京ではこれが初めて。漫才やコント、男女コンビ同士ならではの強みを生かしたコーナーを展開している。
各コンビ、2本ずつネタを披露したあとは相方をシャッフルして臨む「男女8人 賞金GET!物語」と題したコーナーへ。ブロードキャスト!!房野進行のもと、男性が女性へ告白する“ねるとん方式”で相方を決めていった。ゆにばーす川瀬がシンクロック吉田を指名すると告白が終わる前に「待った!」と相席スタート山添が名乗りを上げ、2人が手を差し伸べているところにシンクロック木尾も登場する。3人は「最初は言うつもりなかった。でも2人に取られたくない」「まさか幼なじみ3人で取り合うなんてな」「もう前みたいには戻れない」とドラマのようなセリフを得意げに言い放ち、相席スタート山崎も「結衣(=吉田)、私のことは気にしないで!」とまるでトレンディドラマさながら。これに吉田は「私幸せになるから!」と応え、川瀬の手を取るとやっとのことで1組目のカップルが成立した。
蛙亭・中野に指名された山崎は、このコーナーの前「パートナーに出会えたときにかける言葉」の心理テストで中野が答えた「君に決めた!」という言葉で応じ、一発でカップル成立。最後は蛙亭・岩倉を山添と木尾で取り合い、敗れた木尾にゆにばーす・はらが飛びついて、「カップル成立に15分かかりました!」と房野が声を荒げる中ようやく企画がスタートする。
即席コンビで「写真で二言」を行ったあと、最後の企画となる王様ゲームへ突入。ハグやほっぺにキスなどリアルな司令で助走をつけつつ、はらと中野による「秋」をテーマにした即興漫才も繰り広げられる。はらの「ねえねえ! 私“アキ”やりたい!」という斬新な導入で沸かせたかと思えば、終盤は中野が振った「八代亜紀でアンパンマンのマーチを歌う」にはらが応えきれずに撃沈。最後は吉田の司令で、岩倉が木尾に、中野が山崎に、山添が吉田に、川瀬がはらに、後ろから抱きつきながら「今日のお礼」をすることに。この日を心待ちにしてきたという吉田は登場時に「これが終わったらどうやって生きていったらいいか……」と嘆いていたが、お気に入りである山添の温もりを背中に感じると「これで年越せるー!」とうれしさのあまり絶叫してみせた。
※「相席スタート山崎」の「崎」は「たつさき」が正式表記です。
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