喜びと闘争心が飛び交う「キングオブコント2015」決勝進出者会見レポート

本日8月28日、既報の通り「キングオブコント2015」の決勝進出者がさらば青春の光、うしろシティ、アキナ、ロッチ、藤崎マーケット、ザ・ギース、巨匠、バンビーノ、ジャングルポケット、コロコロチキチキペッパーズに決定。東京・赤坂BLITZにて行われた準決勝のあと、決勝進出者発表セレモニーと記者会見が行われた。

最初に名前を呼ばれたのは、4年連続の決勝進出となるさらば青春の光。森田は全身を震わせてガッツポーズをしながら「出ると出ないとじゃ如実に営業の数に差が出るので本当にうれしいです！」と喜びを表現した。2組目は2年ぶりの返り咲きとなるうしろシティ。金子は「手応えはありました」と胸を張り、最後は2人で「絶対優勝するぞ！」と意気込んだ。

続いて2年連続で決勝に駒を進めたアキナが壇上へ。秋山は「昨年ここで名前を呼ばれたときは1人だったんですが、今年は相方がいるのがすごく心強いです」と語った。4組目は2010年以来の決勝に臨むロッチ。中岡が海外ロケに行っているため、1人で登壇したコカドは「去年に比べると、むしろ笑いは少ないかなと思っていたので……まぁ量じゃなくて質で行ったんでしょうねえ！」と自画自賛しつつ、「よかったー！」と安堵の表情を見せる。

藤崎マーケットが初の決勝進出を決めると、本人は仕事のため不在ながら観客席からは一際大きな歓声が起こった。続くギースは名前が呼ばれた瞬間、2人で絶叫しながら抱き合い、どの芸人よりも喜びを爆発させる。2008年の第1回大会以来、6年間予選で敗れ続けてきた彼ら。高佐は「2008年に決勝進出してた人たちはみんな2回、3回と決勝に出ていて、僕らだけ決勝に行けてないなってずっと思ってたので、本当にうれしいです！」とコメントした。

巨匠・岡野は「人権を復活させる年に1度のチャンス！ どうにか勝って、人権を復活させたいと思います！」と独特の言い回しで喜びを表現。また「10分の1で1000万円がもらえるギャンブルなんてないと思うのでがんばります！」と語り、司会のあべこうじからは「カイジの世界の人ですか？」とツッコまれていた。続くバンビーノとジャングルポケットはともに仕事で欠席。マネージャーが代わりに対応した。10組目のコロコロチキチキペッパーズは驚いた様子で席を立ち上がる。ナダルは「めちゃめちゃうれしっぞ！ やっべぇぞ！」とおなじみのセリフで決めてみせた。

最後にあべが「本当はいつも、この発表のときはザブングルの『悔しいです』で終わるんですけど、今年はまさかの準決勝に来ていないという（笑）」と話すと、会場からは大きな笑いが。ザブングル加藤の代わりに指名されたインスタントジョンソンのゆうぞうが「惜しくも準決勝で敗退された皆様……おつかれちゃ～ん!!」と締めくくると、会場は大きな笑いと拍手に包まれた。

その後、改めて行われた記者会見では、それぞれがライバルだと思っている決勝進出者の名前を発表。コロコロチキチキペッパーズは巨匠の名前を挙げる。西野はその理由を「若いし芸歴も一番近いので、潰し合いをしたい」と語る。一方、ギースがライバル視したのはコロコロチキチキペッパーズ。尾関は「裏でナダルと仲よくなろうと思って呼び名を考えあった。そのときに、相当後輩なのにナダルは俺のことを『おぜっちゃん』って呼んできた」と舞台裏でのエピソードを明かし、「こいつはもう叩き殺さないとわからねーなと思った」と闘志を剥き出しにした。

ほかにも、各コンビは優勝賞金の使い道や決勝までに準備したいことについてコメント。それぞれの回答は下記の通りだ。なお「キングオブコント2015」決勝戦は、10月11日（日）にTBS系で生放送される。