チャンバラトリオ解散、リーダー山根「舞台人は舞台の上で倒れるのがいい」

チャンバラトリオの山根伸介が本日5月12日、京都・よしもと祇園花月にて記者会見を行いチャンバラトリオの解散を発表した。

ハリセンチョップや殺陣を取り入れた時代劇ふうコントで人気を博したチャンバラトリオ。リーダーの山根、ハリセン係を担当した“頭（かしら）”こと南方英二、伊吹太郎の3人で結成され、「上方漫才大賞」で大賞、「上方お笑い大賞」で金賞を獲得するなど、コンテストでも実力を発揮した。本日の会見で山根は、自身が中心を担ったユニット・チャントリ軍団を解散し、後進の指導にあたりたいという思いを告白。今後は吉本新喜劇の平山昌雄が結成した新ユニット・チャンバラJAPANに芸を継承していく。

山根は「チャンバラトリオという幕を畳んで、愛弟子の（宮川）花子に預けることにしました。52年間、本当にありがとうございました」とあいさつ。現メンバーの志茂山高也や弟子たちから花束を受け取った。「こうして舞台の前に立つのも最後かと思うと、またグッときた。やっぱり舞台人は舞台の上で倒れるのがいい」と感慨深げに話せば、弟子の宮川花子が「今日、チャンスですよ」と悪い冗談で笑わせる。チャンバラJAPANのパフォーマンスには「まだまだ」と辛口のコメントをしつつ、うれしそうな表情を浮かべていた。