立川談春と師匠・談志の師弟愛描かれる「赤めだか」TBSでドラマ化

立川談春著のエッセイ「赤めだか」（扶桑社）が、2015年度にTBSでスペシャルドラマとして放送される。

「赤めだか」は、談春と師匠・立川談志との師弟愛が描かれたベストセラー。ドラマでは談春が弟子仲間たちと苦楽をともにしながら成長していく様子や、談志の破天荒な生き方が豪華キャストで描き出される。

なお本日11月21日（金）より23日（日）まで、東京・よみうりホールにて「落語立川流創立30周年 特別公演 談志まつり2014」が開催され、立川談春をはじめ落語立川流一門が落語を披露する予定だ。

立川談春のコメント

談志師匠という「親」が亡くなって、初めて弟子という自分の子供のことを考えるようになりましたし、自分が生かされている落語界というものを考えるようになりました。落語、あるいは落語家というものに対し、ドラマを通じて興味を持っていただければ、これに勝る喜びはありません。

伊與田英徳プロデューサーのコメント

魅力的な方々が次から次へと登場してくる原作を読んで、一瞬のうちにファンになりました。師匠と弟子の、家族よりも深い関係性、弟子同士の友情、時には対立しながらも、一緒になって同じ時間を走りぬけていくさまに憧れました。そして、談志師匠とはすれ違った程度で、お会いしたことがないのですが、この本を読んでいるうちに、自分が怒られたり褒められたりしたような錯覚に陥るようでした。
原作を書かれた方はどんな方だろうかと思って寄席に伺ったら、超満員の観客席の中で、私は笑いながら感動していました。そんな素敵な方々の世界をドラマ化できて本当にうれしく思います。
原作の世界観を大切に、いいドラマにしていきたいと思います。