名言続々、自信と陶酔のナルシスト芸人ライブ

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昨日10月7日、東京・Naked Loftにて、鬼ヶ島・和田、S×L酒井、ザンゼンジ三福のライブ「I LOVE ME~思ったより褒められないから、自分で自分を褒め称えるライブ~」が開催された。

ライブ「I LOVE ME~思ったより褒められないから、自分で自分を褒め称えるライブ~」のザンゼンジ三福、鬼ヶ島・和田、S×L酒井(左から)。

ライブ「I LOVE ME~思ったより褒められないから、自分で自分を褒め称えるライブ~」のザンゼンジ三福、鬼ヶ島・和田、S×L酒井(左から)。

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同ライブは、芸人になってから思ったより褒められていないことにと気付いた“人力舎のナルシスト三銃士”こと和田、酒井、三福が、自分で自分を褒めるために発案。ゲストは「酒井プレゼンツ『恋愛ライブ RIDE OF LOVE』」で「光るものがあった」と見出されたプリンセス金魚の大前となった。

S×L酒井

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BIGBANGの「FANTASTIC BABY」にのせて、自分がカッコいいと思う恰好と登場の仕方で順番に現れた三福、酒井、和田。すぐさまカメラを構えてシャッターを切り続ける観客に、3人はニヤニヤと呆れ顔で「最初のコーナー、撮影会やりますか」とさっそくポーズを決めてみせた。続く大前も入口付近でポーズを決めすぎて登場をもったいぶる始末。そんな薄暗く見えづらい場所の大前を観客はカッコよく写真におさめようと、爆笑しつつも懸命にカメラを向けていた。

負けじとポーズを決める三福と和田。

負けじとポーズを決める三福と和田。[拡大]

このライブが楽しみで仕方がなかった4人は、楽屋でも「ナルシストしりとり」や「おしゃれしりとり」で時間つぶし。鏡の前にいる時間がやたらと長いが誰も文句を言わず、セットが終わったらお互い褒め合うという素敵な時間を過ごしていた。しかし、「結局は自分が一番」という結論になり、酒井と衣装がかぶった大前が不満そうな顔をすると2人が舞台前に出てケンカに。これも観客にとっては絶好のシャッターチャンスとなり、一斉にカメラを構えたところ2人がうれしそうにニヤニヤ。2人にカメラが集中したことに嫉妬した三福と和田も2人で舞台前に出てきて、いきなりキスをし始めるなど、カッコいいシーンのためなら何にも辞さない構えを見せつけた。

続いては事前に観客に書いてもらった「褒められたアンケート」を読むコーナーで、4人は次々出てくる褒め言葉に興奮が止まらない様子。中には和田への精神面のみを重視したコメントのほか、酒井に「ハゲ」「ヒゲ」の文字が多数書かれたコメント、三福へのコメントが多すぎて大前の欄を圧迫しているアンケートなどが見受けられるも、それぞれポジティブにスルーしていた。また、自分を褒めているアンケートをほかの3人に読んでもらうという新たなナルシスト手法を見つけるなど大はしゃぎ。「これだけで2時間いける」「全部コピーして持って帰ろう」と大満足の様子だった。

「ナルシストあるある」では、「自分以外に興味がない」「ライブでウケたセリフをTwitterで検索」「いつも通る道に必ず自分を見るガラスがある」「感動してる自分を見るためにいい映画観てる」など、それぞれのあるあるにほかの3人が「わかるー!」を連発。「カッコいいオープニングを作りたくて単独ライブをやりたくなる」というナルシスト芸人ならではのあるあるには、さらなるあるあるとして「街を歩く」「地下を歩く」で盛り上がる中、和田だけは「鬼ヶ島は変なオープニングで……俺がやりたいのとは違う」と落ち込んだため、「このライブのオープニングを作ろう」という話に。それも「それぞれやりたいことあるから4パターンで」と決定し、大いに盛り上がった。

その後も、「自分が一番カッコいいと思う顔は自分しか見たことがない」「わかる。そのときならハリウッドもいけると思う」「わかる。そのときならお化けいても見てくれるからいいと思う」など、ナルシストすぎる会話を連発。「スポーツやってる自分がカッコいい」「合コンで第1印象で選ばれなかったらもう武器がない」と、周囲をまったく憚ることなく言ってのけた。

大前と酒井の友情ドラマ。

大前と酒井の友情ドラマ。[拡大]

興奮しすぎた一同は一旦衣装替えのため休憩に。再登場の際には酒井&大前が男の友情ドラマ、三福&和田がセクシーダンスで観客を魅了。柱の後ろの観客のためにも会場内を練り歩き、その間舞台には、ライブを観に来ていた元ジプシーダンスの前田がなぜか上がり、場を繋ぐことになってしまった。

最後のコーナーは「あのときの俺カッコよかった」で、自分のスマホに入れているこれまでのとっておき写真や、テレビ出演時のカッコいい瞬間を自慢。童顔の酒井は学生時代のお茶目な写真や、その顔に似合わないムキムキ時代の写真で、自身の本領を発揮した。これに対して大前も「ほんとにモテてた」という高校時代のヤンチャな写真とエピソードを披露。さらに、当時自分がしていた最強の挨拶の仕方を何度も実演してみせた。

和田のキングオブコント話に会場中が興味津々に。

和田のキングオブコント話に会場中が興味津々に。[拡大]

和田は、CUBE時代に「お笑いポポロ」でカッコいい若手芸人2位に選ばれたときの秘蔵写真を持参。さらに「キングオブコント2013」でかもめんたると優勝を争った際に、ナルシストな気持ちでかもめんたるを讃えたことを明かした上で、そのシーンを見てみたところ、観客からは大きな拍手が。「すごい! これはいい笑顔!」「芸人としてのカッコよさもある」と芸人たちも絶賛した。三福も最後の「オンバト+ チャンピオン大会」に、年間ランキング1位で臨んだときの自分をチョイス。他の芸人たちを圧倒する三福の堂々たる佇まいにこちらも大きな拍手が沸き起こった。

あっという間にライブは3時間を超え、4人は惜しみつつもエンディングを迎えることに。「第2回もぜひ」とすでにやる気満々だった。観客の予想を超えるナルシストぶりと、意外なナルシストの裏側も堪能できる同ライブ。観客からのアンケートでは、ナルシスト芸人として、うしろシティ阿諏訪、ジンカーズ馬場、ラブレターズ溜口の名前も挙がっていた。果たして次回はどのような話が飛び出すのか、ぜひお楽しみに。

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阿諏訪泰義@キャンプと料理🇸🇪 @ushirocityaswa

バカな RT @jingkersbb: 記事の最後の最後でゾッとした… RT @wadatakashi0817: 改めて見るとすごい“natalie: 名言続々、自信と陶酔のナルシスト芸人ライブ http://t.co/ugS0OZVOl7”

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