本日7月30日、
これは今年2014年3月にBSジャパンで放送されたドキュメンタリー番組をDVD化したもの。番組では鹿児島県奄美大島の南に位置する、母親の故郷・加計呂麻島を旅する又吉に密着している。元々番組スタッフから「何がしたいですか?」と聞かれ、「島に行くとか、松尾芭蕉の旅の跡をたどるとか」と案を出していたという又吉。「せっかくやったら昔一度行った加計呂麻島にもう一度行きたい」と提案し、この旅が決定した。
同番組は「第51回ギャラクシー賞」テレビ部門で選奨され話題に。又吉は「こんなことになるとは思ってなかった」と苦笑。「趣味に特化したタイプの仕事やと思ってて。周りの芸人にもバレへんくらいの感じかと」と言いつつも、選奨されたことに関して「今の加計呂麻島が映像で残ってる資料もあまりないので、よかったと思ってます」と喜んでいた。
又吉曰く、「島が主役」の作品とのことだが、「島の名前の由来の1つに“かげろうの島”というのがあって、かげろうは僕の芸風にも合ってるし、自分のルーツとしてもピッタリかなと」と深い縁を感じている様子。実際にロケでも「親戚の叔父が僕に似すぎてて(笑)。立ち方とかしゃべってる雰囲気とか、そういうのが面白かったです」と興味深い発見もあったようだ。
ピースとしてはこれまでDVDを出していないためこれが初のDVDとなるが、「基本、ネタをDVDに残したいと思っていない」とのこと。芸人としては「これに真剣に取り組んでいることが最大のボケでもあるかも」と口にし、「一緒に住んでるパンサー向井とジューシーズ児玉に『3日くらい家空けるから盆栽に水やっといてくれ』って言ったら、当然なんでか聞かれて。『又吉直樹、島へ行くっていうロケ』って言ったらやっぱり笑いましたよね。『どんな仕事してんねん』って(笑)」とエピソードを明かした。
又吉は「ウケるためにはいろいろテクニックとかいるんでしょうけど、もともと芯の部分で言ったら僕はこれ」と分析。「昔のネタ帳とか見てみると、前のコンビのネタで『はいどうも線香花火です』から始まって、そこから2ページくらい僕がずっと天狗の話してるんですよ。一切ボケない。こういう自分の好きな物や興味のあることを伝えていくのが面白いって思ってて。当時はそれを1つの大きいボケとは思ってないんですけど、そういうのが好きなんやなと」と、又吉ならではのネタについてのルーツも。「だから今回、芸人としてこういう仕事を受けることへの葛藤は全然なくて。『島』っていうお題の中に人々の暮らしがあって、そのことをちょっとでも多く知りたいという欲求でした」と語った。
最後に「まずはDVDの作り方に沿ってぜひそのまま見ていただきたいです。僕は一切ボケてませんが、僕の服装とか顔とか、200個以上ツッコミどころがあると思うので、2回目以降はそういう見方もできると思います」とメッセージ。明後日8月1日(金)19時からは、東京・TSUTAYA TokyoMidtownにてサイン会を開催する。同会場では、8月17日(日)まで又吉のパネル展も行われているので、ぜひ足を運んでみては。
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- 又吉直樹、島へ行く。 | YOSHIMOTO R and C CO.,LTD./よしもとアール・アンド・シー
- 又吉直樹、島へ行く。 母の故郷~奄美・加計呂麻島へ|BSジャパン
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